ワインはデートに欠かせないし、チェリーといえば童貞を指す。たびたび性愛の文脈で登場するこんな食材たちに、最先端の医学研究が「お墨付き」を与えようとしている。 特定の成分を多く含む食材が「勃起不全のリスクを低減する」という最新のレポートが、アメリカの医学誌「The American Journal of Clinical Nutrition」に掲載された。約25000人の中高年を対象にした臨床実験を行ったのは、ハーバード大学とイギリスのイーストアングリア大学(UEA)の研究者たちだ。 ブルーベリーとサクランボ、それから… UEA所属の研究メンバーであり、英国王立科学会のフェローでもあるAedin Cassidy氏は、「糖尿病や心血管疾患にフラボノイドが効くことは知られていましたが、EDのリスクを下げることは新たな発見です」と語っている。 25000人のミドルエイジを10年以上にわたって調査し