日本を、いや世界を震撼させた「ゴーンショック」はなぜ起こったのか。長年自動車業界を取材し続け、ゴーン氏へのインタビューも何度も行ってきたジャーナリストの井上久男氏の深層レポート。 「重大な不正」の中身は? 日産自動車のカルロス・ゴーン会長が11月19日、金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。容疑内容は、虚偽の報酬額を有価証券取引書に記載していたこととされる。2011年3月期から15年3月期までの計5年間の役員報酬額が実際には99億8000万円だったのに、計49億8700万円と記載していたという。内部通報によって日産が社内調査、それを検察に情報を提供し、事件になった。 このニュースを聞いて、多くの人は「脱税目的か」と思ったに違いない。しかし、それは読み筋が違うのではないか。ゴーン氏はサラリーマン経営者であり、報酬は源泉徴収されており、日産から得られる報酬では脱税できない。また
--不正行為を働いたのは逮捕された2人だけか 「2人が首謀であることは内部調査で確認しているが、それ以外は捜査の関係もあるので控えたい」 --今回の件について、役員の反応は 「役員が知ったのは、つい先ほどだ。事の性質上、厳しく秘匿していた。(役員に対しては)『お取引先の皆さんが非常に心配していると思う』『従業員も不安に思っているから、役員が先頭に立って引っ張ろう』という話をした」 --日産の発表文は「私的流用」を挙げているが、逮捕容疑は金融商品取引法違反だ 「社内調査の結果は全部(検察に)報告している。刑事罰の対象についてはなかなか判断できなかったが、会社としてみれば、取締役の義務に大きく反することで、当然解任に値する。弁護士の意見も同様だ」 --不正はいつごろから 「今は言えないが、いずれ明らかにできると思います」 「長きにわたって、というところでしょうか」 --これだけ株主を裏切る行為
カタールの首都ドーハで正式に開業したシドラ・メディシン・ホスピタルの屋外に設置された、ダミアン・ハースト氏によるインスタレーション「Miraculous Journey(奇跡の旅)」(2018年11月18日撮影)。(c)AFP 【11月19日 AFP】英国のアーティスト、ダミアン・ハースト(Damien Hirst)氏が手掛けた受胎から誕生までをリアルに表現した巨大なブロンズ像14基が、注目を集めている。胎児が子宮内で発育し、誕生するまでの過程を表現したもので、生まれたばかりの裸の赤ん坊の像は、高さ14メートルに達する。 「Miraculous Journey(奇跡の旅)」と名付けられたこの大規模なインスタレーションは、カタールの首都ドーハで先週、正式に開業した女性と子どものための病院、シドラ・メディシン・ホスピタル(Sidra Medicine Hospital)の敷地内に設置されている
マイナンバーカードとの「決別宣言」? つい先日、税務署からわが家に封書が届いた。開封すると、中に入っていたのは、 〈国税庁ホームページ「確定申告等作成コーナー」で確定申告書を作成されている皆様へ 税務署でIDとパスワードを取得してe-Taxで確定申告を始めませんか?〉 と題する文書。つい最近、「法務省管轄支局」を名乗る「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」という架空請求ハガキが舞い込んだ直後だったので、「本当に国税庁か?」と思ってよくよく読むと、こう記されている。 〈【平成31年1月開始】e-Tax利用の簡便化に向けて準備を進めています ID及びパスワードによるe-Tax利用(ID・パスワード方式) マイナンバーカード及びICカードリーダライタが未取得の方については、厳格な本人確認に基づき税務署長が通知したe-Tax用のID・パスワードによる電子申告を可能とします。 ○厳格な本人確認は
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