という経験をしたことがあるだろうか。私はある。忘れもしない2011年6月27日、その日は月曜日だった。週の始めに容赦なく爆弾は投下された。翌日発売の週刊誌に、自分が当時一番応援していたアイドル(未成年)の喫煙写真が掲載されることが分かった。トイレの個室の様な場所で撮影されたその写真は、隠し撮りされたものではなく、堂々とカメラ目線で本人が煙草を咥えている写真だった。馬鹿だ、と思った。と同時に強烈に喉のあたりが締め付けられた様な苦しさがあった。嫌な予感が当たった。その爆弾が投下される3日前、彼が所属するグループは、ミュージックステーションに出演していた。人数の多いグループの中でカメラに抜かれる回数が元々極めて少ないメンバーだった。当時は“格差”の存在するグループだった。それでもミュージックステーションで最低1回は全メンバーがカメラに抜かれる為、私たちはその1回に懸けていたのだが、彼だけカメラに