■ 密航と地下銀行をシノギとする蛇頭 このように中国人マフィアの存在が日本で大きく取り沙汰されていた頃、ひときわ大きくその名を轟かせていた組織が「蛇頭(じゃとう、スネークヘッド)」です。 蛇頭は中国福建省出身の華僑らによって運営されるマフィアです。主な商売(シノギ)は、中国国外への密航斡旋でした。密航先は、日本のみならず、米国やイタリアなど世界各国に及び、現地の華僑社会とのネットワークを生かして途方もない人数を中国国外に送り出してきたと言われます。 ただ、蛇頭の真のシノギは密航斡旋そのものより、外国に潜り込んだ密航者の中国本国への送金を仲介する地下銀行業務だと言われています。 密航者の多くは家族を中国に残しており、密航先で稼いだお金の多くを中国へ送金します。しかし密航者はその立場ゆえに、現地で銀行口座すら作ることができません。そこで蛇頭が送金を含む地下銀行業務を果たし、その際に取る手数料が
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