記者会見したグーグルとユーチューブの音楽部門グローバル責任者のリオ・コーエン氏(左)とクリプトン社の伊藤博之社長=21日、東京都内 動画投稿サイトのユーチューブは21日、歌声合成ソフト「初音ミク」を開発した企業「クリプトン・フューチャー・メディア」(札幌市)と、生成AI(人工知能)の音楽での活用に向けて協業すると発表した。生成AIを音楽に活用する利点や、著作権上の課題についての議論を進める。 両社は、ユーチューブの親会社グーグルが開発したAIによる音楽生成モデル「リリア」の検証でも協力する。リリアには、鼻歌を音声入力し、指定した楽器の演奏に置き換えるなど、高度な機能がある。リリアの一般向け公開時期は未定。 グーグルとユーチューブで音楽部門のグローバル責任者を務めるリオ・コーエン氏は東京都内で記者会見し「音楽業界と協力しながら、AIの力を活用して人間の創造性を高めたい」と強調した。クリプトン