ブックマーク / nekoluna.hatenadiary.org (8)

  • 石けん信者とL-アルギニン石けん - ねこるなのねこねこショウ

    石けん論争にはあまり興味は無く*1、石けんにもあまり詳しくありませんが前のエントリのこともあるので書いてみます。 石けん信者にもいろいろ派閥があって細かい差異があるようです。その一つが、L-アルギニン石けんはどうなのか、という見解の差です。通常の石けんは脂肪酸ナトリウム、もしくは脂肪酸カリウムを指すのですが、L-アルギニン石けんはナトリウム塩やカリウム塩ではなくて、塩基としてアミノ酸であるアルギニンを使用を使用しています*2。このL-アルギニン石けんについて、肯定派は「脂肪酸+塩基」なので石けんだという主張。否定派は、石けんだけどナトリウム塩やカリウム塩と違って、弱酸と弱塩基の塩だから加水分解をほとんどしないという特徴があり性質が異なるといいます。 石けん学のすすめから引用 塩のうち、塩化ナトリウム(塩)の溶液は中性ですから、加水分解はしません。強酸である塩酸と弱塩基であるアンモニアの化

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    NATROM
    NATROM 2010/04/27
    「公益法人 日本市民の化学ネットワーク(JPCCN) 設立委員会/JPCCN全国代表事務局って、一人だけ(井田氏)で運営されてるんじゃないですかね?」。すでに二年前に同様の疑問が。
  • サムライ商法? - ねこるなのねこねこショウ

    前のエントリでもとりあげた日市民の化学ネットワーク(JPCCN) 設立委員会ですが、サムライ商法?をやっていたようです。まあ生きるのに金は必要ですよね。 http://blog.livedoor.jp/chemconsulting/archives/13155662.html より。 (引用開始) http://www.jpccn.org/admit/ JPCCN化学情報技術士 資格認定試験のご案内 JPCCNでは、市民活動や企業・公的機関などでの環境品質マネジメントを技術面で支援する優れた化学情報解析技術とコミュニケーション能力を有したリーダースタッフを育成するため、「JPCCN化学情報技術士」資格認定制度(公益活動団体による民間資格)を設けています。この資格を取得されますと、 JPCCN活動の一環として、JPCCN化学情報技術士資格取得者を標榜した活動を展開することができ、活動の技術

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    NATROM
    NATROM 2010/04/27
    すでにねこるなさんが通った道だった。
  • ヒトは大きいラットではない(アフラトキシンB1の場合) - ねこるなのねこねこショウ

    前エントリーではげっ歯類ベースのHERPについて書いたんですが、そんなことはすっかり忘れて今回はラットとヒトとは違うという話です。 ラットからヒトへの種間外挿する場合ですが、単純に体重あたりの摂取量(g/kg体重)で比較すればいいものでもありません。ラットは一日に体重の約5%の飼料をべるのですが、体重60キロのヒトにあてはめれば、一日3kgになり、べすぎです*1。発がんリスクを評価する場合の種間外挿には、3/4乗則(代謝率は体重の3/4乗に比例する)を用いることが一般的で、ラットからヒトへの外挿には係数4*2が用いられることが多いです。だからヒトへ外挿する場合の摂取量は4で割っておかないといけません。 また、動物実験では高用量での結果であるので、実際のヒトの摂取量に近い低用量に外挿しないといけないのですが、これにはさまざまな方法が用いられています。たとえば、10%あるいは1%の変化を誘

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  • ビールは発がん性の飲料でその毒性はアフラトキシンの260倍以上 - ねこるなのねこねこショウ

    かなり出遅れてしまった感があるがアフラトキシンについて何か書いてみる。 最近かび毒であるアフラトキシンの記事をよく見かけるのだが、Wikipediaにはこんなふうに書いてある。 アフラトキシンは地上最強の天然発癌物質とされ、その毒性はダイオキシンの10倍以上といわれる(詳細はIARC発がん性リスク一覧参照)。 他にも、名古屋検疫所のページ*1にも同様のことが書いてある。 アフラトキシンB1の毒性:ダイオキシンの10倍以上 10倍以上・・って何ぞ。詳細はIARC発がん性リスク一覧参照・・・とか書いてあってもそこにはそんなことは何も書いないので困った。Wikipediaは出典不明な記述が多すぎて困る。ダイオキシンの毒性ってAhR(aromatic hydrocarbon receptor)を介して発現する*2のだけど、種によって毒性が8000倍以上違ったりする。8000倍に比べたら10倍なんて

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    NATROM
    NATROM 2008/09/16
    なんか「レモンの○倍のビタミンC」という話を思い出したな。
  • シックハウスコラム掲示板が味わい深い件 - ねこるなのねこねこショウ

    シックハウスの住環境測定教会というNPOがあるのですが、そこのシックハウスコラム掲示板が非常に味わい深く、新しい発見でいっぱいで、毎日楽しみにしております。掲示板といいつつ、たぶん中の人が交代で短いコラムを投稿する、という趣のようです。異なる文体が混在しているので、中の人はおそらく二人以上です。というわけでいくつか紹介しますね。 6/29 化学物質と生命 生命体は天然エネルギーの連鎖によって変移したものであるがこのエネルギーの連鎖を見事に断ち切っていくのが人工的に造られた化学物質である。元素転換はもちろんもっと小さな天然エーテル体へのエネルギーの変移の連鎖を農薬や化学肥料、化学物質が総て断ち切り介入し負の連鎖を広げていく。100年以上前からこれらは多くの善良な科学者、研究者によって訴え続けられている。しかし悲観することも無いのはその解決の糸口である改善方法も善良なそれらの研究者から受け継が

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    NATROM
    NATROM 2008/07/16
    これはいいものだ。私のアンテナには引っかからなかった。ネットは広大だ。
  • 松煙 - ねこるなのねこねこショウ

    環境サヨクウォッチング。ダイオキシン・環境ホルモン対策会議のニュースレター 第49号から*1。 家具、家屋には、様々な化学合成の塗料、防水剤、防腐剤が使われている。なかには、シックハウスやアレルギー、癌の原因になるものもあるといわれている。一方、松煙、柿渋、ニカワなどの自然素材を用いた防水・防腐効果のある塗料も、ほんの半世紀ほど前には盛んに使われていた。それらは、シックハウスや発がん性と無縁だった。 発がん性と無縁だったって当か?「松煙」は、松の根を燃やしてつくった煤なのだけれど。まず、木材のほこりには発がん性がある*2と評価されているし、木材の抽出物にも変異原性が確認されているので何か残ってたら発がん性あるかもね。そして、煤だけど、煤は1920年代にロンドンの煙突掃除の人が陰嚢がんにかかる原因物質とされた由緒ある発癌物質である多環芳香族炭化水素(PAH)を含んでいます。そして、煤の主体

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    NATROM 2008/04/19
    「環境サヨクウォッチング」
  • 科学と科学を装うプロパガンダの違い - ねこるなのねこねこショウ

    ※3/10 一部修正しました。 科学の世界には査読(ピアレビュー)という制度があります。論文を学術雑誌に投稿して掲載する際に、同じ分野のほかの研究者に評価やコメントをもらい、その結果に応じて論文の修正を求められたり、掲載する/しないが決定される制度です。この制度によって、論文の明らかな間違いをチェックしたり、どうしようもないゴミ論文があふれかえるのを防ぎ、一定の品質を保っています*1。科学の世界では、最も重きを置かれるのは査読を経た論文です。学会発表しただけとか、査読の無い雑誌等に掲載されただけとかは重要視されません。特許を取っただけとか、ニュースで報道されただけとか、どこかのプレスリリースだけっていうのはもっと下であって、通常相手にされません。 一般の人には、あるいは専門家以外には、あるものが科学か、科学っぽいけれど別ものか、区別がつきにくいと思います。考えるためのひとつの基準は、それは

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    NATROM 2008/03/10
    査読の必要性
  • (多種)化学物質過敏症 (Multiple Chemical Sensitivity; MCS) について - ねこるなのねこねこショウ

    MCSは何かの化学物質に大量に曝露されたり、微量の繰り返し曝露によって発症されるとされる。その後、微量・(化学的に必ずしも関連のない)多種類の化学物質による暴露によって健康障害が引き起こされるとされる。症状は非常に多岐にわたって個人差があるとされるので、http://www.cssc.jp/cs.html#gを参照して下さい。 MCSが化学物質の持つ毒性により引き起こされるとする説得力のある証拠はない。 詳細は以下参照。 http://en.wikipedia.org/wiki/Multiple_chemical_sensitivity http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/CS.html http://www.cssc.jp/ いくつかのレビューを簡単に紹介しますね。 Das-Munshi J, Rubin GJ, Wessely S. Multip

    (多種)化学物質過敏症 (Multiple Chemical Sensitivity; MCS) について - ねこるなのねこねこショウ
    NATROM
    NATROM 2008/03/04
    よいまとめ。
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