日本共産党の「2021総選挙 分野別政策 7、女性とジェンダー」に掲載され話題となっている非実在児童ポルノ問題について、やはり直接問い合わせる必要があると感じ、電凸をさせていただきました。 本件架電前の、筆者が把握していた本件概要については以下を参照してください。 あいさつ、自己紹介、担当者さんへの取次的な部分は端折ります。最初の質問として、「7,女性とジェンダー」の児童ポルノの部分についてその真意をお聞きしたいのですが、と伝えました。 担「どういった質問でしょうか」 ――従来、日本共産党は、児童ポルノを名目にした表現規制に反対の立場を採っていたと承知していますが、児童ポルノについては「漫画、アニメ、ゲーム等の『非実在児童ポルノ』」というものの法規制に舵を切るということでしょうか。 担「違います。「60の『文化』」のところには、児童ポルノを名目にした法的規制には反対ですということが書いてあ
2020年7月1日にレジ袋が有料化されて間もなく一年が経とうとしています。昨今、レジ袋をはじめプラスチックストロー、ペットボトルなどプラスチック製品の削減が叫ばれていますが、その主たる目的は「海洋プラスチック問題」とされています。たとえば、プラスチック資源循環戦略(令和元年5月)の「1.はじめに―背景・ねらい―」には以下の記述があります。 本戦略の展開を通じて、国内でプラスチックを巡る資源・環境両面の課題を解決するとともに、日本モデルとして我が国の技術・イノベーション、環境インフラを世界全体に広げ、地球規模の資源・廃棄物制約と海洋プラスチック問題解決に貢献し、資源循環関連産業の発展を通じた経済成長・雇用創出など、新たな成長の源泉としていきます。 また、プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン(令和元年12月)の「1.プラスチック製買物袋有料化制度の背景・概要」にはこう書かれています。 プ
「横」を見るだけでは不十分 2017年にノーベル文学賞を受賞した小説家カズオ・イシグロ氏の、あるインタビューが各所で大きな話題になった。 そのインタビューが多くの人から注目されたのはほかでもない――「リベラル」を標榜する人びとが自分たちのイデオロギーを教条的に絶対正義とみなし、また自身の感情的・認知的好悪と社会的正義/不正義を疑いもなくイコールで結びつける風潮の高まりに対して、自身もリベラリズムを擁護する立場であるイシグロ氏自身が、批判的なまなざしを向けていることを明言する内容となっていたからだ。 〈俗に言うリベラルアーツ系、あるいはインテリ系の人々は、実はとても狭い世界の中で暮らしています。東京からパリ、ロサンゼルスなどを飛び回ってあたかも国際的に暮らしていると思いがちですが、実はどこへ行っても自分と似たような人たちとしか会っていないのです。 私は最近妻とよく、地域を超える「横の旅行」で
アニメで町おこしという話は最近よく見聞きするが、筆者は懐疑的である。費用対効果の点で見ても問題が大きいが、本題はそこではない。エログロを売り物にしたアニメが一部の町おこしに使われているのである。 例えば『おちこぼれフルーツタルト』というアニメがある。登場するキャラクターにわいせつな衣装を着せたり排泄シーンを描いたりしている。舞台は東京都小金井市だが、小金井市では同アニメを題材にした観光イベントなどが実施されており、一部の商店や市議会議員もそれを後援しているという。これに対し一部の市民からは非難の声があがっているが、アニメのプロモーターなどはそれを黙殺し、「エロ」アニメと小金井市を無理やり結び付けようとしている。 別の事例を挙げたい。『邪神ちゃんドロップキック』というアニメがある。このアニメは人間の住む世界から無理やり連れてこられた「邪神ちゃん」が、人間のキャラクターに拷問ともいうべき過酷な
「戦犯国である日本の歴史を」と 日本の歴代アニメーション映画の興行記録を塗り替え、伝説となった「鬼滅の刃」が韓国反日勢力の“旭日旗”議論の矢面に立たされている。Netflixはその圧力に抗しきれなかったのか、一部を改変することになった。反日不買を訴えつつ、都合よく選択して日本製品を消費する韓国側の欺瞞が露呈し続けている。 【写真を見る】“韓国用デザイン”で販売されている耳飾り 【デザインと見比べると…】 劇場版の韓国公開に先立ち、主演・炭治郎の耳飾りに対して非難の声が上がった「旭日模様」について、Netflixでも同じ論議が巻き起こった。 当のNetflixは、修正版をホームページに再アップロード。 3月6日、韓国の聯合ニュースは、インターネットなどで民間外交を行う韓国の市民団体VANKが、「耳飾り」だけではなく戦犯国である日本の歴史をしっかりと説明するようNetflixに要求したと報じて
桐野夏生の新作『日没』は、時代と激しく摩擦する一冊である。舞台はおそらく近未来の表現が「不自由」になってしまった日本、主人公は女性エンタメ作家、彼女が「総務省文化局・文化文芸倫理向上委員会」(ブンリン)から召喚状を受け、携帯電話すら通じない作家収容所に入れられ“療養”が始まる……。 それだけを記すと、権力との対峙を描いた社会派小説だと思うかもしれない。しかし、この小説の真価は「対峙」にはない。全篇を通して鋭く問われるのは、誰が表現を不自由にしていくのか、誰が、綺麗で、正しく、美しい言葉だけが広がる社会を欲望しているのか、である。果たして、その答えは――。 現実が小説に追いついてきた 《最初に作家の収容所という構想を思いつきました。そこから収容所や全体主義を描いた小説を読んだり、資料を集めたりしていました。連載は2016年から始まりましたが、そのときから時代に追いつかれているかもしれないと思
スマートフォンで「性的な写真」を撮影できないようにしてほしい――。児童ポルノやリベンジポルノなど、デジタル性暴力に関する相談を受けている団体が、米アップルと米グーグルに対して、こんな内容の要望を出そうと準備している。(ライター・玖保樹鈴) 【画像】キャンペーンに協力する大塚咲さん ●性的な画像を撮影させない「AI」を搭載することを望んでいる 自撮りにしろ、盗撮にしろ、スマホで撮った性的な画像は、いったんインターネット上に掲載されてしまうと、完全に消すことはむずかしい。プロバイダに削除してもらっても、ふたたび流出することが少なくないからだ。 こうした状況を受けて、NPO法人「ポルノ被害と性暴力を考える会」(ぱっぷす)は、圧倒的なシェアを占めるアップルとグーグルに対して、スマホの標準機能として、性的な画像を撮影させない人工知能(AI)を搭載することを要望しようとしている。 ●クラウドファンディ
昨今、オタクと目される、あるいは自認する人物の言動がTwitter等で問題視されることが頻発しています。最近の事例は児童への性加害欲求を明け透けにして憚らなかったものですが、それ以外にも勝手に店舗をアダルトゲームの背景に使用されたことに抗議した企業のレビューを荒らすなど、このような問題行動が「日常茶飯事」 と表現すべきところまで来ています。 オタク文化が受け入れられ、その自由が尊重されるためには、オタクの側にも他者の権利を尊重することが当然求められます。それが近代の民主主義国家の在り方であり、そういう細かい話をさておいても「自分は好き勝手やるがお前らは俺を尊重しろ」などという傍若無人な態度は当然受け入れられません。 我々はオタク文化を含め表現の自由を守ることを目的とするものですが、それは我々オタクの力だけでは実現しません。周囲が我々の自由を尊重しなければ、不当な規制も即座に成立するでしょう
「利用料0円でタレント・有名人を守ります」──アトム法律事務所弁護士法人はこのほど、タレントや有名人などに対する誹謗(ひぼう)中傷ツイートを自動保存し、発信者に対して警告文を送付するサービスを始めた。しかし、「各方面から『Twitter内での表現を萎縮させる』との意見が来た」として、一時的にサービスを停止している。 利用できるのは、「Twitterの認証済みバッジが付いているアカウント」「フォロワーが1万人以上いるタレントなどのアカウント」「その他、運営が個別に適切と判断したアカウント」に限られる。 利用者は、同法人が公開したTwitterアプリに自身のTwitterアカウントを連携。中傷に当たるツイートのURLを同法人の公式サイトから送信すると、そのツイートがシステム側に自動保存されるという。 当初の仕組みでは警告文の送付も自動で行うとしていたが、その後、弁護士が確認してから当該ツイート
4月23日深夜放送のラジオ『オールナイトニッポン』内で、番組のホストを務めるナインティナインの岡村隆史が女性蔑視と取れる発言をして大炎上したことは記憶に新しいところ。 女子アナ 翌週30日の放送でことの重大さに気づいた岡村が謝罪文を読み上げ、それを援護する形で急遽、相方の矢部浩之が登場し、やや辛辣な公開説教を行いました。そこで一旦、騒動は鎮静すると思いきや…。 「そもそも岡村は女性の貧困問題の構造を理解していない。これを機に知らしめてやろうじゃないか」と、フェミニストらがSNSで改めて声を荒げだし、ラジオとは無関係の他局出演番組の降板を求める署名運動にまで発展。 批判の根拠は当然明確で、落ち度は軽口を叩いた岡村にあることは間違いないのですが、それにしたって常軌を逸した叩かれ方と、ネットで日に日に膨らむ岡村への憎悪の連鎖は、公開処刑そのもので見ていてあまり気持ちの良いものではありません。 ナ
オーストラリアのコニー・ボナロス議員が、一部アニメや漫画の販売禁止ができるよう日本に圧力をかけていくことを提言。豪放送協会ABCが報じています。 南オーストラリア州のスターリング・グリフ上院議員は先日、アニメ『エロマンガ先生』や『ノーゲーム・ノーライフ』などが刑法の干渉を受けずに同国で出回っているとして、審査基準の見直しと販売禁止を要求していました。 そして今回新たに、同州の女性議員が日本へ圧力をかけていくことを提唱しています。 「日本へ旅行するまで、これほどまでに漫画が問題だとは知りませんでした。彼らには外部からの圧力が必要です。世界は日本人の政治家と同じようなレンズを通してアニメや漫画を見ているのではないと分からせる必要がある」とコニー・ボナロス議員は述べていました。 <海外の反応> 他国の文化を潰すとか考えられんわ… 内政干渉ちゃうの? どうしてここまでバカなんだ オーストラリアごめ
前回、様々なフェミニスト達の「表象批判」について、彼女ら(ときどき彼ら)がいかに一貫していないか、場当たり的にものを言っているかを明らかにした。 しかし、相当数の読者の脳裏に浮かんだのはこういう疑問ではないだろうか? 「そうは言っても、滅茶苦茶なのは単にツイッターで喋ってるだけの一般人だろ?」 「ちゃんとしたフェミニズムの”先生”だったら真っ当で一貫したことを言うんじゃないか?」 なるほど、もっともな想像である。 では、フェミニズムのちゃんとした「学者先生」がこうした表象批判をどんなふうにやっているのか、その最新版をお目に掛けよう。 このリンク先にあるのは、きちんと社会学の博士号を持ち、なおかつ東北学院大学経済学部准教授を務める、小宮友根というフェミニスト学者の論考である。2019年12月8日に出たばかりの最新版だ。リンクを飛んで今読んでもらってもいいし、私の論を読んでから確認してもらって
うさコンのオタク遍歴ワイのオタク文化は、小6の「封神演技」、コバルト文庫の「星座シリーズ」、「スレイヤーズ」という潮流で来ている。 で、深夜アニメ沼にはまったのは「Φなる・あぷろーち」「神無月の巫女」をテレビで見たときが最初。 それから「涼宮ハルヒの憂鬱」とかでアニメが全盛期を迎える。「灼眼ノシャナ」とか「かんなぎ」とか「バカとテストと召喚獣」とか「らき☆すた」とか。これらは全部深夜帯。夜中の12時過ぎあたりから始まる。学生の頃はリアタイで観てたかな。 どれもキャラのおにゃのこ(オタク専門用語:女の子、の意)がかわいくって私は大好きだったので、もちろんコミケにも行ってたしアキバにも足繁く通ってた。んで、スカートが捲れあがって、水着が落ちそうになってるそに子※のフィギュアとかを見ながら、ねんどろいど買ってたwwねんどろは正義!!現在もねんどろ30体くらい所持。 ※「すーぱーそに子」:めちゃく
キズナアイ、テレビ出演での批判に「見られ方が変わったと気づいた」 大坂武史さんが語る、「バーチャル」の可能性 毎年恒例となった、年末のネット流行語大賞。2018年、1位に選ばれた言葉は「バーチャルYouTuber/VTuber」だった。(那須遼大) 「バーチャルYouTuber」とは、YouTubeで動画配信を行う架空のキャラクターのこと。架空を表す「バーチャル」と「YouTuber」が合わさった言葉。 中でも人気を博しているのが、ピンクのリボンが特徴的な「キズナアイ」だ。 キズナアイは2016年12月から活動を開始しており、YouTubeチャンネルの登録者数は230万(12月27日現在)を誇る。 一方、テレビ出演したキズナアイに対して、「性的に強調された表現であり、女性蔑視だ」という意見がインターネット上に投稿され、話題になった。 バーチャルYouTuberにとって、良くも悪くも注目を集
ツイッター社が差別表現を伴う投稿を放置しているとして、市民らが8日、抗議活動をした。東京都内にある同社日本法人が入るオフィスビル前の歩道に、民族差別や性差別をあおるような投稿を印刷した紙を敷き詰め、ビルに向かって「差別ツイート野放しやめて」「ヘイトツイートは表現の自由にあたらない」などと書かれたポスターを掲げた。 主催したヘイトスピーチに抗議するグループ「TOKYO NO HATE(トウキョウ ノー ヘイト)」は、海外に比べて日本のツイッター社は差別主義に対する規制や排除の姿勢に乏しいことを問題視して企画したという。呼びかけ人の会社員・石野雅之さん(57)は、米シャーロッツビルで白人至上主義者と反対派が衝突した事件を引き合いに出し、「このままでは、日本でも二の舞いが避けられなくなってしまう」と語った。 ツイッター日本法人は、抗議活動の開催が発表された後の7日、「すべての方が安心してご自分を
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