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文学・批評に関するNLWのブックマーク (50)

  • 今週の本棚:若島正・評 『LAヴァイス』=トマス・ピンチョン著- 毎日jp(毎日新聞)

    (新潮社・3780円) ◇軽さと苦さ、自在に操る“謎の作家”の探偵小説 LA(ロサンジェルス)を舞台にして私立探偵が活躍する小説は、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウ物をはじめとして数多い。そんな犯罪小説の定番を、あのトマス・ピンチョンが書いたというのだから驚きだ。半信半疑になりながらも、これはぜひ読んでみなくてはという気になる。 そして読んでみれば二度びっくり。LAの私立探偵物というサブジャンルの定型を意識して、ピンチョンの小説としては例外的な読みやすさを提供しつつも、ピンチョン小説としか言いようのないヒップな作品に仕上がっていたのだから。『メイスン&ディクスン』と『逆光』という二冊の超大作の後に、身構える読者を脱力させるようなこうした軽い(もちろん、ピンチョンにしては軽いという意味である)作品を発表してしまうところが、シリアスさとズッコケぶりを自由自在に織り交ぜる、いかにも

  • The Poe Museum – Richmond, VA

  • ピンチョン『逆光』書評紹介:「複素数的なテクスト〜『逆光』の世界の数学的な遊戯〜」 - tweakkの日記

    「架空(イマジナリー)」と彼女が笑った。「もっといい言い方があるんじゃないの?」 "Imaginary," she laughed, "not the best to way to put it!"(『逆光』下巻21頁) * * * さて、『逆光』のドイツ語圏の書評を読んでいたらいくつかおもしろいものがあったので、気ままに紹介してみることにする。 『逆光』のドイツ語訳は2008年5月出版だが、この書評はその5ヵ月後にliteraturkritik.deというオンライン書評サイトに掲載されたもの。原文はこちら。『逆光』のテクストの特殊性を論じたもので、他の書評ではこの点に触れているものがなかったので、なるほどと思わされた。 ポイントは、タイトルが示すように、『逆光』のテクストの構造は数学でいう”複素数”になぞらえうる、ということ。かつて大数学者ガウスが「すべての方程式はa+biという形の解を

    ピンチョン『逆光』書評紹介:「複素数的なテクスト〜『逆光』の世界の数学的な遊戯〜」 - tweakkの日記
  • 偶然の仲間

    『インヒアレント・ヴァイス』でピンチョンさんのカメオ出演はなかったという話。 少し前の記事です。ご存じの方も多いとは思いますが、改めて。 映画『インヒアレント・ヴァイス』のDVDなどが最近発売されたようで、きっと「ピンチョンがカメオ出演しているらしい」という噂を頼りに、ピンチョンさんを探した人もいらっしゃるかもしれません。ですが、どうやら映画に映ってはいなさそうだという話が6月頃に聞こえてきました。 一時の噂では、病院っぽい施設内で一瞬映る、白衣を着た大柄な白人男性(年は60-70に見える)が“それ”だと言われていたのですが、少なくともそれは人違いだと判明したようです。残念ですが。しかもその俳優の証言によると、ピンチョンさんはカメオ出演していないらしい。 いったい、真実はどこに……。 リンク: Maybe Thomas Pynchon wasn’t in Inherent Vice aft

    偶然の仲間
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  • 晶文社の死

    出版界の不景気話には、もう飽きたって感じですが、あの晶文社が文芸編集部門閉鎖、というニュースにはびっくりというか、唖然としました。僕も以前に『だれも買わないは、だれかが買わなきゃならないんだ』という書評を出してもらったのですが、そのスタッフもみんな辞めてしまうそうです。 植草甚一を知ったのも、いまは『宝島』になっている雑誌『ワンダーランド』や、ブローティガンやディネーセンや、そのほかたくさんの文学作品で、自意識過剰なガキに決定的な影響を与えてくれたのも、ぜんぶ晶文社でした。それがこれからは、(いままでも稼ぎ頭だった)学習参考書や学校案内などに特化して、文芸書はいまある在庫を売り切って終わり、というのです。 こういうのを時代の波とか、不景気のせいにしてしまえばそれまでですが、そんなもんじゃないでしょう! 日にどれだけ、晶文社のおかげで人生に希望を持って、時代を生き延びられた若者たちが

  • 待つ (太宰 治)

    津軽の大地主の六男として生まれる。共産主義運動から脱落して遺書のつもりで書いた第一創作集のタイトルは「晩年」(昭和11年)という。この時太宰は27歳だった。その後太平洋戦争に向う時期から戦争末期までの困難な間も、妥協を許さない創作活動を続けた数少ない作家の一人である。戦後「斜陽」(昭和22年)は大きな反響を呼び、若い読者をひきつけた。 「太宰治」

    待つ (太宰 治)
  • オルハン・パムク x 大江健三郎

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    オルハン・パムク x 大江健三郎
  • Book of William S. Burroughs Support Page

     『たかがバロウズ』サポートページ 構想はさかのぼれば 10 年前、現実的にも 5 年前、執筆 4 年、「もうすぐ完成」と言い続けて、はや 18 ヶ月。この調子では永遠に完成しないのではとわれながら不安になっておりましたが、ようやく脱稿いたしました。40 万字、原稿用紙 1,000 枚の化け物みたいなになっています。また実際のは 450 ページ近く。座興に、目次と、そして中身のわけのわからなさを感じていただくために、参考文献一覧をご笑覧あれ。あと全文をアップしときました。(2003/5/13 0:00AM) 目次 1. 関連資料 2. 正誤表 3. 追記事項 4. レビュー、感想など 1. 関連資料 全文 pdf ファイル (1.67 MB)。 書で使ったjBibTeXファイル(sjis)。これも常時追加。余計なものがいっぱい入っている一方、邦訳書も網羅されていない。拡充してdi

    NLW
    NLW 2009/05/14
    買うと高い本がこれなら無料。
  • http://www.central-region.com/blog/2009/01/post_351.html

  • Amazonサインイン

  • Thomas Pynchon's <I>Inherent Vice</I>

    NLW
    NLW 2009/01/22
    ピンチョン新作
  • 川端康成・三島由紀夫・伊藤整による対談映像

    written by パルモ カテゴリー:情報紹介系 エンターテイメントバカネタブログ テーマ:人間観察 人間の心の闇に潜む「七つの大罪」って奴と、正面から向き合ってみるのもたまにはいいんじゃない?毒じゃなきゃ制せない、毒があるかもしれないじゃない?表裏一体で誰もが持っている良い心と悪い心、両方受け入れちゃえたなら、見えてくる何かがあるかもしれないじゃない? ご観覧に関して 1.リンクフリーです。 2.リンク先のサーバーがメンテ中の時は、動画などが表示されない場合がありますことをご了承願います。 3.主に海外サイトを紹介しています。リンク先によっては危険なプログラムが潜んでいる場合もあります。ザイーガでは独自にウイルスチェックをしておりますが、使っているウイルスソフトにより反応の違いがあるようです。ご利用は必ず自己責任でお願い致します。 4.インターネット規制により、犯行予告的なもの、人の

    川端康成・三島由紀夫・伊藤整による対談映像
    NLW
    NLW 2008/12/25
    川端康成って挙動不審だな。眼が泳ぐ。
  • 浅田彰【大江健三郎の「取替え子」】

    そうだ、この人はやはり作家という宿命を生きているのだ。大江健三郎の新作「取り替え子」(講談社)は、読む者にあらためてそう感じさせる、異様なまでの迫力をもった作品だ。愛媛県の山村に生まれ、松山の高校に進んだ大江健三郎は、そこで伊丹十三に出会って強い影響を受け、やがてはその妹と結婚するにいたる。その義兄の自殺とそれをめぐるスキャンダル騒ぎは、作家に強い衝撃を与えたらしい。それを機に書かれた新作には、自分たちを批判し追い詰める世間への怒りが満ち満ちている。語り手(大江健三郎)の息子あかり(大江光)について、「最近ニューヨークに拠を置く日人の作曲家兼俳優(坂龍一)が、ポリティカル・コレクトネスで知的障害者の音楽を押し出されてはたまらない、と最先端の文化英雄(浅田彰)相手に話していたが」などという台詞も出てくる。私はそのとき坂龍一と話したこと(重い障害をもつ子どもを立派な大人にまで育て上げた

  • 深町秋生の序二段日記

    でもベストセラーのコーマック・マッカーシー「ザ・ロード」を読んだ。 ピュリッツァー賞受賞作であり、アメリカではすでに180万部の大ヒット。今年の冬には「イースタン・プロミス」で全裸バトルをしては婦女子たちのハートを泥棒したヴィゴ・モーテンセンを主役に据えて映画も公開される予定となっている。(シャーリーズ・セロンやぼくらのキルゴア中佐も出るのだそうな。すごいキャストだ) C・マッカーシーといえば、前作の「血と暴力の国」も「ノーカントリー」として映画化されるアメリカ文学界の重鎮。今回も「血と暴力の国」で見せた幻想的とも現実的とも、どちらともとれる独特の世界観が確立されている。それにしても、作品をかわいい息子に捧げているわりにはむごたらしく、描かれているのは荒廃と絶望の終末世界である。「お前はなにを考えてるんだ」とツッコミを入れたくなるほどヤヴァイ。 明確に書かれてはいないが核戦争後とおぼし

    深町秋生の序二段日記
  • 綿矢りさ しょうがの味は熱いのあらすじと読書感想文

  • 【新作発表】しょうがの味は熱い【綿矢りさ】

    NLW
    NLW 2008/08/18
    読んだ。「星に落ちる」の語り手をバッドガールからおたく族にしたような話。愛されなくてつらい、みたいな。
  • Against the Day  〜p.56 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Against the Day  〜p.56 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ◎ピンチョン。 - 考えるための道具箱

    『考える人』の春号の特集は「海外の長篇小説ベスト100」。重い荷物がある移動のことを考えてその場では買わなかったけれど、これは抑えておいてもいい。教条的ではあっても面白いものは面白い。 立ち読みしていて、意表をつかれたのは編ではなく、新潮社の広告。なんでも、ピンチョン全集の刊行を開始するらしい。2009年春から。すべての著作、といっても『ヴァインランド』以外の6冊---『V.』、『競売ナンバー49の叫び』、『重力の虹』、『スロー・ラーナー 』、『Mason & Dixon』、『Against the Day』---が、佐藤良明を中心とした新訳で登場する。とりわけ、『Mason & Dixon』は、10年以上の待望だし、そんなことだから『Against the Day』なんかは死ぬまでに読めないんじゃないか、と危惧していただけに、うれしい限りである。これで、将来の愉しみができた。そのために

    ◎ピンチョン。 - 考えるための道具箱
  • 2008.5.17 - 日記

    恐ろしい話を聞いてしまった。あまりにも恐ろしい話なので迂闊には口に出来ないと思ったが、とはいえこういう話は穴を掘ってでもそのなかにぶちまけずにはいられないものなので、故事にならって書いておくことにする。つまりはここがその穴だ。そこから葦が生えて何か囁いたとしても、それは私の関知することではない。 トルコの作家オルハン・パムク氏の最近の日滞在中のことだ。何社かの新聞社通信社を集めて記者会見をする機会があったとお考えいただきたい。パムク氏はちょっと前にノーベル賞を取った作家であり、もちろん集まった新聞記者たちも各社の選り抜きの文芸ジャーナリストである。で、そのうちの一人がこう質問した。 「あなたのは日じゃ全然売れてないんですが、御自分ではどうお考えですか」 いやはや。まさかあんたパムクにまで、次回作はロリロリ萌え萌えのライトノベルなので日でもベストセラー間違いなしです、ちゃんと「体操」

    2008.5.17 - 日記
    NLW
    NLW 2008/05/28
    失礼なインタビューですね