深町秋生の序二段日記

日本でもベストセラーのコーマック・マッカーシー「ザ・ロード」を読んだ。 ピュリッツァー賞受賞作であり、アメリカではすでに１８０万部の大ヒット。今年の冬には「イースタン・プロミス」で全裸バトルをしては婦女子たちのハートを泥棒したヴィゴ・モーテンセンを主役に据えて映画も公開される予定となっている。（シャーリーズ・セロンやぼくらのキルゴア中佐も出るのだそうな。すごいキャストだ） Ｃ・マッカーシーといえば、前作の「血と暴力の国」も「ノーカントリー」として映画化されるアメリカ文学界の重鎮。今回も「血と暴力の国」で見せた幻想的とも現実的とも、どちらともとれる独特の世界観が確立されている。それにしても、作品をかわいい息子に捧げているわりにはむごたらしく、描かれているのは荒廃と絶望の終末世界である。「お前はなにを考えてるんだ」とツッコミを入れたくなるほどヤヴァイ。 明確に書かれてはいないが核戦争後とおぼし

[katokitiz]

読みたい！

[fellows]

ストリーム聴き過ぎ

[RanTairyu]

[]「メディア:文庫」

[zenibuta]

激しく映画向きじゃない原作の様な気がするんだが、どういう映画になるのか楽しみ

[dispace]

今夜、『血と暴力の国』を読み終わったらすぐに読み始める予定。こんな怖い期待感を持てるのはトンプスンとケッチャムを知って以来。