当直勤務中に部下の女性と職場で性行為をしたとして、兵庫県警は22日、当時、兵庫署地域2課長だった男性警部(39)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にし、発表した。警部は既婚者だった。部下の女性巡査(30)も本部長訓戒の処分を受けた。 監察官室によると、2人は同じ課に勤務していた5月下旬ごろから交際。7月8日午前5時ごろ、兵庫署の別棟にある道場の更衣室で性行為をしたという。2人は県警の調査にこれらを認め、ともに「互いに悩みを相談するうちに好意を持った」という趣旨の説明をしているという。
![当直中に警察署別棟で性行為 警部と部下を処分:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3ca10673ca943e26cb6bd295a698cb03bc2ec80/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Fimages%2Flogo_ogp.png)
ジャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=から「性犯罪被害を受けた」と指摘された元TBS記者の男性ジャーナリスト(51)が22日、東京第六検察審査会の「不起訴相当」判断について、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。全文は以下の通り(原文ママ)。 ◇ 5月29日に検察審査会への不服申し立てを行った相手方女性を巡る案件で、検察庁の昨年7月の不起訴処分の判断に加え、今般検察審査会においても、当該不起訴処分の判断を相当とする「不起訴相当」の判断がなされました。 この案件に関しては、当該女性の記者会見の前後から、女性の主張を鵜呑(うの)みにし、私を犯罪者であると断定するかのような週刊誌や新聞、テレビの報道が大量に流布されました。しかし、11名の一般国民の方々により構成された独立性を有する組織である検察審査会は、当該女性の主張は勿論(もちろん)のこと、検察庁が保有する全ての証拠資料の提供を受け
ツイッター社が差別表現を伴う投稿を放置しているとして、市民らが8日、抗議活動をした。東京都内にある同社日本法人が入るオフィスビル前の歩道に、民族差別や性差別をあおるような投稿を印刷した紙を敷き詰め、ビルに向かって「差別ツイート野放しやめて」「ヘイトツイートは表現の自由にあたらない」などと書かれたポスターを掲げた。 主催したヘイトスピーチに抗議するグループ「TOKYO NO HATE(トウキョウ ノー ヘイト)」は、海外に比べて日本のツイッター社は差別主義に対する規制や排除の姿勢に乏しいことを問題視して企画したという。呼びかけ人の会社員・石野雅之さん(57)は、米シャーロッツビルで白人至上主義者と反対派が衝突した事件を引き合いに出し、「このままでは、日本でも二の舞いが避けられなくなってしまう」と語った。 ツイッター日本法人は、抗議活動の開催が発表された後の7日、「すべての方が安心してご自分を
シュールレアリスム(超現実主義)の画家、サルバドール・ダリ(1904~89)の娘だと主張した地元スペインの女性(61)の訴えが、DNA鑑定で退けられた。ダリ財団が6日、発表した。財団は「ばかげた騒ぎが終わって喜ばしい」としている。 ダリの娘だと主張していたのは霊媒師とされるピラル・アベルさん。親子関係が確認されれば巨額の遺産相続権が発生する可能性があった。 首都マドリードの裁判所は「生物学的な親子関係の確認にはDNA鑑定しか方法がない」と判断。ダリの故郷スペイン・カタルーニャ地方の「ダリ劇場美術館」に埋葬されている遺体が、7月20日から21日にかけて掘り起こされた。 AFP通信によると、皮膚や爪、骨などから採取した検体を元に鑑定が進んだ。財団によると、裁判所側から「ダリが父親であることを排除できると結論づけた」との連絡があったという。アベルさん側は「(鑑定結果の)連絡を待っているところです
遺伝の法則の「優性」「劣性」は使いません――。誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を、日本遺伝学会が改訂した。用語集としてまとめ、今月中旬、一般向けに発売する。 メンデルの遺伝学の訳語として使われてきた「優性」「劣性」は、遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎないが、優れている、劣っているという語感があり、誤解されやすい。「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちだ。日本人類遺伝学会とも協議して見直しを進め、「優性」は「顕性」、「劣性」は「潜性」と言い換える。 他にも、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」は「多様性」に。遺伝情報の多様性が一人一人違う特徴となるという基本的な考え方が伝わるようにする。色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」とした。 学会長の小林武彦東京大教授は「改訂した用語の普
滋賀県東近江市の古民家から大正期の水洗用小便器が見つかった。衛生陶器大手TOTO(北九州市)の前身となる会社の製品で、とても貴重だという。 古民家はかつての近江商人の邸宅で、近江八幡市の住職(46)が9年前に購入した。離れのトイレの便器に商標があることに気づき、同社に連絡した。 便器を確認した社史資料室の担当者によると、1914~17年に製造されたとみられる。同社は今年で創立100周年。「見つかったのは何かの縁ですね」 小便器は見つかったときに砕けていたが、住職が修復した。担当者によると、同社の過去の製品などを展示するTOTOミュージアムにも、この便器は残っていないという。住職は「時代を伝える珍しい品。大事に残していきたい」と話す。
ハリケーン「ハービー」が襲った米南部テキサス州の被災地で、猛毒を持つ「ヒアリ」が新たな脅威になっている。ヒアリは洪水に見舞われても、群れて「いかだ」を作り、何週間も生き延びる性質がある。刺されると激しい痛みに襲われるため、専門家は注意を呼びかけている。 1日、記者がヒューストン近郊の被災地を訪れると、冠水した住宅街の水の上に浮かぶ茶色い塊をいくつも見つけた。よく見ると細かく動いている。ヒアリの群れだ。南米原産で米国でも外来種だが、南部を中心に生息する。 テキサスA&M大学によると、浮かんでいるヒアリに触れると、陸地と勘違いしてよじ登ってくる性質がある。公共ラジオ「NPR」は「とにかく避けるべきだ」という専門家の意見を紹介した。 ヒアリは日本でも5月に初めて発見され、各地で報告が相次いでいる。(ヒューストン=香取啓介)
アニメやマンガ、ゲームなどのキャラクターを題材にしたタトゥー(刺青(いれずみ))が、「ヲタトゥー」として注目を集めている。日本では「怖い」「威圧的」と抵抗感を抱かれがちなタトゥーだが、見方が変わるきっかけになるだろうか。 ヲタトゥーはオタクとタトゥーを掛け合わせた造語。モチーフは美少女などのアニメキャラだ。 20年近く彫り師をしている横浜市のAkiさんは、アニメ好きが高じて2010年ごろからヲタトゥーを彫り始めた。ネットで反響が広がり、ヲタトゥー目当ての客が急増。最近では注文の3~4割を占める。 「お気に入りのキャラと一緒にいたい」「普通のタトゥーに飽きた」。注文に来るのは、サラリーマンや学生、公務員も。男女はほぼ半々で、20~40代が中心だ。Akiさんの作品は海外メディアで紹介され、外国人客も多い。ヲタトゥーの彫り師は米国やメキシコにもいて、なかにはインスタグラムのフォロワーが20万人を
鹿児島県奄美市の名瀬クリーンセンターで、粗大ゴミと一緒に手投げ弾や銃弾が捨てられていたことが30日、わかった。いずれも実弾だが、火薬は入っていなかったという。ゴミとして捨てるのに問題はないが、同センターは「捨てる前に連絡を」と呼びかけている。 奄美署などによると、見つかったのは長さ約11センチ、直径約7センチ、重さ約550グラムの手投げ弾1発と、長さ約7・5センチの銃弾99発、弾倉1個。いずれも使用済みのものとみられるという。 23日午後、島内5市町村で19~23日に回収された粗大ゴミを仕分ける作業中、ゴミ袋の中から職員が発見した。ほかに紛れていないか確認するため、この日は作業を取りやめたという。 使用済みの実弾を捨てるのは違法ではないが、同センターは「火薬が入っているかの判断はできない。捨てる前に相談してほしい」と話している。(井東礁)
米東部バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義グループと反対派が衝突した事件で15日、反対派を極左集団と決めつけたトランプ米大統領。記者会見の場で発した「オルト・レフト」という新しい言葉は、SNSなどで急速に広まっている。国の分断を進めるようなトランプ氏の姿勢に、与党・共和党からも距離を置く声が出ている。 ツイッターでは、トランプ氏の会見直後から、ハッシュタグ「#AltLeft」がついたツイートが一気に広がった。「オー・マイ・ゴッド! 米大統領が、人種差別に反対する人々を非難するなんて」と驚いたり、「オルト・ライト」と「オルト・レフト」の二極化を懸念したりする声も。一方で、「その通り。(反対派の)やつらは暴力的な極左だ」などと支持するコメントも目立つ。 白人至上主義を掲げるKKK(クー・クラックス・クラン)の前指導者、デービッド・デューク氏は「トランプ大統領、本当のことを言ってくれた誠実
かつて自転車の車軸についていた、カラフルな輪状のブラシを覚えていますか? その名は「ハブ毛(け)」。どことなく昭和の香りが漂うその商品を、愛知県津島市の小さな会社が作っています。全国でも希少なメーカーなのですが、数年のうちにも製造をやめるというのです……。 「ハブ毛を作るところが見たいって? そんなもの、見せるようなものじゃないよ」 津島市にある自転車問屋「三優商会」の代表、佐藤昌利さん(74)は言った。 自転車の車軸「ハブ」に巻く「毛」だからハブ毛。用途は車軸の汚れ落としとされるが、「そこの汚れなんて誰も気にしない。小売店がお客さんへのサービスの一環でつけていた飾りですよ」と佐藤さん。 誰が最初にハブ毛を作り始めたのかは分からないが、佐藤さんが始めたのは1970年代。当時、ハブ毛を隣町の業者から仕入れ、卸売りをしていたが、オイルショックで品薄に。「仕入れのめどが立たなくなって、自分で作ろ
【動画】NGOが開発した旧ポル・ポト政権時代の史実を伝える携帯アプリでは、再現映像に土人形が使われている=鈴木暁子撮影 170万人が虐殺されたとされるカンボジアの旧ポル・ポト政権時代(1975~79年)の史実を伝えるアプリを現地NGOが開発した。体験者の証言映像やイラストをもりこみ、当時を知らない若者に歴史をつなぐ試みで、日本人も挑戦を支えている。 手がけたのはプノンペンのNGO「ボパナ視聴覚リソースセンター」。2006年から、旧ポル・ポト政権時代以前のカンボジアの人々の日常生活や、舞踊、祭りなどの文化を伝える映像・写真を国内外で発掘し、無料公開してきた。同政権は都市部の知識層らを農村に移住させて強制労働をさせ、文化活動に携わる人たちを殺害したり、映像資料を埋めたりして破壊。こうした文化を後世に伝えようという思いがあった。 だがカンボジアでは今でも、当時の話題をタブー視する人が多い。また人
広島への原爆投下をめぐり、韓国の被爆者や被爆2世らが3日、米国政府を相手に、原爆投下を「違法行為」と認めて謝罪し、賠償するよう求める民事調停を韓国南部の大邱(テグ)地裁に申し立てた。不調に終われば、訴訟に踏み切り、米国の原爆投下に対する責任を、司法の場で問う方針だ。 調停を申し立てたのは、5歳の時に広島で被爆した釜山市在住の李曲之(イゴクチ)さん(77)、両親が広島で被爆した韓正淳(ハンジョンスン)さん(58)=大邱市=ら。昨年5月の米オバマ大統領(当時)の広島訪問で「原爆投下への謝罪の言葉」がなかったとして、準備を進めてきた。 申し立てでは、米政府が原爆投下は「違法行為」だったと責任を認める▽米国が保有する被爆者に関する情報を公開し、謝罪する▽被爆者らの実態調査をし、被害回復のための財団を設立して損害賠償する――ことを請求。原爆を投下したB29爆撃機エノラ・ゲイを製造したり、原爆開発で核
北海道の世界自然遺産・知床の核心地域である知床岬付近に、クジラの死骸が漂着し、ヒグマがその肉にかぶりついている。このような光景は国内では知床以外ではまず見られない。 地元・羅臼町で「知床岬ヒグマボートクルーズ」を運航する「知床らうすリンクル」によると、死骸はミンククジラとみられる。7月上旬に漂着すると、10頭ほどのヒグマが代わる代わる現れて食べ始めたという。 クジラは、腐敗も手伝って、2週間ほどで腹部付近以外は骨に。それでもペアとみられる若い2頭が毎日のように現れ、死骸に登ったり、においをかいだりして可食部を探し、肉をほおばっている。 朝日新聞は今夏、環境省に知らせたうえで、知床岬に近い赤岩地区のコンブ番屋の取材に入っており、この光景に遭遇。数百メートル離れた岩場から望遠レンズで撮影した。(神村正史) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -
保護者による入院中の子どもへの虐待は、全国各地の病院で起きている。小児科医らによる今回の調査では、その一端が明らかになった。 身体的な虐待では、感染症で入院した子どもに対し「激しく怒鳴っている、布団を覆せて殴っている」と同室の子の親から相談があった▽肋骨(ろっこつ)を複数骨折していたが、母が面会した後、新たな骨折が判明、といった事例があった。 保護者が、子どもをわざと病気にして献身的に看護し、周囲の注目を集めようとする「代理ミュンヒハウゼン症候群」のケースも多い。子どもの点滴に排泄物(はいせつぶつ)や異物を混入する、などだ。また、輸血拒否など適切な治療をさせない「医療ネグレクト」もあった。 調査チームの一人で、国保旭中央病院(千葉県旭市)小児科の仙田昌義医師は「入院中の虐待は予想以上に多かった。対策を考えるため、その後の経過や、児童相談所、警察がどう関わったかなどをさらに詳しく調べたい」と
記事やテレビ番組、CMでの男女の描かれ方が批判を浴び、作品や表現の撤回に追い込まれる例が珍しくなくなりました。メディアのジェンダー表現と、社会のイメージにずれが生じているのでしょうか。おむつの動画広告に描かれた育児風景を巡る批判を紹介した5月の記事への意見や、同月に開かれたシンポジウムでの議論を元に考えます。 育児風景 動画が論議に 批判の対象になったのは、日用品メーカー「ユニ・チャーム」の紙おむつの宣伝動画です。1人で赤ちゃんを世話する「ワンオペ育児」の母親の様子を映し出しました。夜泣きで起こされたり、片手でおにぎりをほおばりながらだっこしたり、泣きやまない赤ちゃんを前に途方に暮れたり。最後は、母親の笑顔と「その時間が、いつか宝物になる」という言葉で締めくくられます。 動画を見た「ワンオペ育児」経験者の間では、意見が分かれました。 「母親1人で子育てにうろたえる時間もある、というところに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く