■「後日3倍請求」 4月14日に開通した新東名高速道路を使った不正走行の「報告」が、ネット上で相次いでいる。新東名と東名高速を周回して正規の通行料金を支払わない、鉄道のキセル乗車のような手口。中日本高速は「不正は検知済み。後日料金を請求する」としている。 「新東名で実験。横浜青葉から東名川崎、道程300キロで200円」「新東名1周、なんと150円でした」――複数のブログに最近、こんな記事が載った。 やり口は同じだ。東名と新東名で大きな輪を描くように走り、出発したインターチェンジ(IC)に近いICまで戻って最短経路分の料金で出る。東京側、名古屋側、静岡県内のどこからでもできる。 匿名掲示板「2ちゃんねる」には70を超す不正事例が並ぶ。長崎県大村市から入って新東名で折り返し、2千キロ以上を約36時間かけて走破、250円で出たという書き込みもあった。 大型連休の4日、記者も走ってみた。名古屋IC