B案には 680 x 96(JIS風にいうと、680区96点)のB-1案と、256 x 256(256区256点)のB-2案がありました。いずれも制御文字、アルファベット等の非漢字、JIS X 0208の漢字部分、GB2312の漢字部分、9216字(= 96 x 96)分の保留領域4つ、最後に外字領域という構成です。ISO 2022を無視して16bitのスペースをフルに使っていますから、A案の倍近い文字が収録可能です。 B-1案の 680 x 96は半端な構造のように見えますが、運用実績のあるJIS X 0208とGB2312は 94 x 94の配列でできていましたし、提案の年に制定されるKSC5601は 96 x 96だったので、横を 96列とすると国内コードと国際コードの相互変換が簡単になるのです。 投票では、圧倒的多数でISO 2022系の既存文字コードとの互換性を維持したA案が支持