竹内研究室の日記 2019 | 01 |
ミッドナイトフライトで日本に帰ってきました。モントレーで開催されたIRPS(Internaitonal Reliability Physics Symposium)で竹内研からは3件で発表しました。 学会中は自分の発表以外は、ホテルにこもって、仕事ばかり。 特に、西海岸の夜が日本の昼なので、連日、Skypeでミーティングをしたり、資料を作ったり。とうとう、徹夜になってしまった。 深夜便の中でも仕事して、朝の5時について、帰宅して、また仕事です。 大学の研究者の自分がそこまでしゃかりきに仕事をしなくてもいいのかもしれないけど、何とか、日本の電機やIT産業を復活させたい。 その思いだけで、企業や大学の間の調整をする毎日です。 その中で、どんな組織からも出てくるんですよね、ルールばかり気にする人が。 石橋を叩きに叩いて、最後は叩き割る。 いつも結論は、「やめましょう」になる人が。 私は今まで、大
最近、ブログがご無沙汰しています。 私が携わっている不揮発性メモリやストレージは日本企業は生き残っているし、成長産業なのですが、なにしろ、周りの環境が悪すぎる。 多くの半導体、電機メーカーはひどい状態ですから、イメージが悪すぎる。 当然、国のファンディングも絞られていき、自分も生き残るために、必死です。 よく、半導体やハードウエアの関係者からは、「ハードはこれからも大事だから、国も支えるべきだ」というような論調を聞きます。 しかし、いくら重要な部品でも、安く買い叩かれ、ビジネスとして成り立たないのでは、やはりダメでしょう。 国だって、継続的に資金を企業に提供し続けることは、無理でしょう。 今や、アップルだけでなく、グーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフトといった、ソフトやサービスの企業もハードウエアを手掛ける時代です。 彼らのサービスを実現するには、ハードウエアまで含めた最適化が
景気が悪い電機メーカーが多い中、幸いなことに、私がやっている、ストレージやSSDの世界は市場も伸びているし、日本企業も強いし、やっている人も明るい。 今は、ビッグデータのデータ処理の研究をするため、サービス産業の人と会うことも多く、こちらの分野の人は、更に明るい。 自然と自分も元気を貰っているような気がします。 ところが、不調のシステムLSIなどの分野の人と会うと、「いいことないよな」とか、「景気いい話ないですかね」と元気が無い。 景気を良くするために、一番良いのは、ご自身が、景気のいい世界に飛び込むことじゃないですかね。 傍から見ていると、もう、負けが決まっているような世界で、同じような人達で固まっても、ジリ貧でしょう。 落ち目の世界でくよくよするより、思い切って、新しい世界に飛び込む。 もちろん、新しい世界で存在感を出すためには、今の自分の強みを活かすことが必要です。 景気のいい世界に
新しい分野にどんどん挑戦しないと生き残れない、と私も言ってますが、前例がないことばかり。 どうやったら越境して、新分野に挑戦できるかわからないですよね。 私の現在の研究でも、ハードからソフト、サービスの融合と分野を広げていますが、わからないことばかり。 まず、何から手をつけていいかさえわからない。 新分野の人は、言っている言葉さえわからない。 人によって新しい挑戦に臨む時のやり方はいろいろでしょう。 私の場合、ちょうど10年前に、MBAを受験しようと思った時、周りにやったことがある人もいないし、途方に暮れた。 そんな時、本を読みあさったりしたのですが、妻が教えてくれた、3つのルール。 たしか、NPOを立ち上げた起業家の書いたエッセーに書いてあったのだと思う。 1.新たに挑戦したい分野の先駆者などに、広く聞いてまわる 2.やることを決めたら、「自分は挑戦するんだ」と、周囲の人に宣言する 3.
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