ブックマーク / semiprivate.cool.ne.jp (7)

  • 3ToheiLog: 浦沢マンガのカメラと速度

    浦沢マンガのカメラと速度 私のようなシロウトに毛が生えた人間がマンガを描いていると、いつまでも上手くならない自分に頭を抱えてしまう事がよくありますな。なぜ読んでいるマンガの良し悪しはわかるのに、自分のマンガは良くならないのかと小一時間(略)。 そんなわけで、上手いマンガの研究に日々いそしむわけであります、現実逃避を兼ねて。 ※1 現在のマンガで「マエストロ級」に入る人間の筆頭に、浦沢直樹センセイがいるだろう。 (マエストロは人間の範囲外扱いなので、以下敬称略) 20世紀少年が映画化ということで騒がしいが、この前、「プルートゥ」最新刊を買ったはずみで一気に読み返してしまったので、今日はそちらを題材に、カメラワークについて思ったことなど。 浦沢マンガのルール 浦沢直樹マンガには、幾つかの有名なルールがある。 例えば、漫符の中でも「冷や汗」のような記号は使わない。 どこかのインタビューか何

  • 3ToheiLog: 冨樫マンガの既得権益と、「キチンと社会」の新規参入ハードル

    冨樫マンガの既得権益と、「キチンと社会」の新規参入ハードル 「デスノートの完成度は常軌を逸しているかも」という昨日の話題に続いて。 * 「マンガの完成度」という話で言うと、某 HUNTER X HUNTERが、間違いなくデスノートの対極。 そこには肯定派と否定派の双方がいる。 あらかじめ言っておくと、私は基的にはHxH許容派です。「完成度をともかくとすれば」そして「掲載されてさえいれば」物語としてのHxHはジャンプの中でトップクラスに面白いと思う。 反対派の人には A・そもそも話が面白くないと思う。 B・話は面白いけど、あの絵の手の抜き方が気に喰わない。 という二種類がいる。 まあ、Aはこの際関係ない。 問題のBの意見については、「冨樫マンガの既得権益」という話になる。 新人と「キチンと」ハードルの壁 大抵の職人世界では 「新人はキチンと仕事をしろ」 と教育される。そして、

  • 3ToheiLog: デスノートの完成度は怖い

    デスノートの完成度は怖い 再び、デスノート。 いまさら何を、という感じですが、前回いい足りなかったことなので。 デスノートの何がヤバイって、あの小畑絵の完成度でしょう。 褒め言葉の「ヤバイ」じゃなくて、このままだとマンガ労働者が死に至るという意味で、ヤバイ。 昔の劇画なんて、勢いに載せて描きっぱなしの絵で良かったんだけどね。 手塚治虫〜石ノ森正太郎の絵とか、勢いに任せてガンガン描いている絵じゃあないですか。だから、この人たちは、アシスタントシステムもスクリーントーンもないのに、一月300ページとかの暴走が出来た。 だが、今のマンガ絵。 書くのに時間メチャクチャかかるんだよなあ…。 「AKIRA」「童夢」を初めとする大友マンガが、超えてはいけない一線を越えてしまったので、「マンガ家は絵が上手くないと」という圧力をかけてしまったという話があるけれど。 あれは、まあ、数年かけてじっくり

  • 3ToheiLog: 世界一のフィギュア発掘地帯に行ってきました。

    世界一のフィギュア発掘地帯に行ってきました。 あけまして、おめでとうございます。 正月休みに、中国の西安にある世界一のフィギュア発掘地帯に行ってきました。 日では等身大フィギュアと言うのは、ちまちまと手作りして作るものですが、中国では土を掘ると出てくるのだそうです。さすが農業大国。土地が広いといいですね。 由来 聞いた話だと、昔ものすごくお金持ちな変人の人がいて、ひとりで死ぬのは寂しいのでたくさんのフィギュアを一緒に埋めてもらったものだそうです。さすが中国、すごいもんです。 その人は、怪しげな健康法詐欺にも騙されていて、薬とか言われて水銀とか飲まされてたらしいです。それにくらべれば、ダンボールの入った肉まんなんてよほど健康的です。さすが中国、すごいもんです。 結局、その人は、フィギュアの買いすぎや、女道楽などで、莫大な財産を喰い潰しました。 いやいや、お金持ちなんかになるもんじ

    Nao_u
    Nao_u 2008/01/14
  • 3ToheiLog: 宮崎駿のマジック

    宮崎駿のマジック もうどこかの誰かが似たようなことを 言っているかもしれませんが・・・、 宮崎駿カントクの「視線を使ったシーンの連結」という技法について。 ■「トミノ」vs「ミヤザキ」■ この前、BSでやっていたガンダム特集で、 自虐の天才、富野監督が吼えてらっしゃいました。 いつもの通りに。 曰く、ガンダムオタクに支援されているだけ、それじゃ全然駄目。 曰く、オタクでない「社会」から評価されないと駄目。だから僕は力不足。 曰く、スターウォーズみたいに社会一般の人が見に行くようにならないとだめ。 えーと、スターウォーズも、スターウォーズオタク(微妙〜に、「SFオタク」ではない)に支援されているされているだけじゃなかろうか ・・・とか常識的な反論を思わないでもないですが、この「圧倒的なコンプレックス」こそが、冨野カントクの絶大なエネルギーの源ですからね。常識で云々してもしょ

    Nao_u
    Nao_u 2007/06/15
  • 3ToheiLog: ライアーゲームの構造(1)

    ライアーゲームの構造(1) 見てる人も多いと思いますが、 LierGameというマンガが、土曜11時ごろから「ライアーゲーム」としてドラマ化されている 。 マンガの方はドラマ化される前に、ある友人から薦められたので知ったのですが、容赦なくパズル化された筋書きは私のようにミステリーマニアには確かに面白い。そして、それをドラマにしたときの手腕もまたちょっと面白い。 ビジネス社会でいう「コンサルタント」という人種のゲームを見ているようだ。 まずはゲームのルールから・・・ 知らない人にも判るように大雑把に言うと、基的に、この話は 1・毎回変則的なゲームが与えられる。 2・ルールに隠されたイカサマっぽい『必勝法』がある。 3・「敵」は、このイカサマっぽい『必勝法』を使っている。 4・イカサマを見破って逆手に取る『攻略法』で主人公が勝利する。 結局は、「ゲームの理屈で勝ったもんの勝ち」とい

  • 3ToheiLog: 名前がおぼえられません

    名前がおぼえられません 私、なんか、こう、人の名前とか憶えるのが全然ダメです。 ええ、まあ、白状いたしますと。 全然ダメ。病的にダメ。 仕事であった人の名前とか クラスメートの名前とか 役職とか社名とか そういうのが、全然憶えられない。 連想記憶とか、反復記憶とか、色々試してみるんですけどねえ 一向にダメですなあ。 付随情報は憶えているんですけどねえ・・・。 人で言えば、顔とか、性格とか、趣味とか、笑いのツボとか。 会社で言えば、生産物とか、社風とか、位置とか。 グループの中の力関係とか、話をするときの癖とか そういうマニアックな情報は記憶できるんですよ。 でも、名前は憶えられない。 orz なのに、要らん所には異様に記憶力があったりする。 ドラえもんの秘密道具とか、ウルトラマンの怪獣とか。・・・ 別に学校のテストでも困ったかと言うと、そうでもない。 むしろ、記

    Nao_u
    Nao_u 2006/02/11
    自分もそうだ。よくわかる。
  • 1