26日、米ワシントンの最高裁前で、トランプ政権の移民政策に抗議する横断幕を掲げる人たち(ロイター=共同) 【ワシントン共同】米連邦最高裁は26日、トランプ政権が昨年9月に発表したイスラム圏からの入国規制措置を支持する判断を示した。入国規制はイスラム教徒への宗教差別につながると国内外から批判されたが、政権側は大統領には入国管理に関して広範な裁量があると反論していた。テロ対策強化や移民規制を進めるトランプ政権にとって追い風になりそうだ。 下級審が入国規制は違法として差し止めたが、最高裁は昨年12月、下級審判断を無効とし、最終的な司法判断が確定するまでは措置の執行を認めた。これにより規制は現在も継続されている。