恒星からの放射を受けつつ海王星並みの大きさを維持する希少な系外惑星が見つかった/Mark A. Garlick/University of Warwick (CNN) このほど刊行された英王立天文学会の学術誌が、新たに見つかった系外惑星の詳細な研究論文を掲載した。従来存在するはずがないとみられていた領域での発見を受けて、天文学者の間ではこの天体を「禁断の惑星」と呼ぶ声が上がっている。 学問的な名称を「NGTS-4b」とするこの系外惑星は地球の3倍の大きさで、海王星より20%小さい。温度は1000度と水星よりも高く、固有の大気を持つ。 NGTS-4bの位置する領域は「ネプチュニア砂漠」と呼ばれる。ここで海王星サイズの惑星が見つかるのは今回が初めて。従来の学説では、この領域に存在する惑星は恒星からの放射を受けて表面の大気を吹き飛ばされ、岩石でできた中心部分しか残らないと考えられてきた。 NGT