ヤフオクを見て、驚いた。 一昔前なら、 中国学をやるなら、普通に手許に置いてめくる書籍 として、院生以上なら割と持っていたと思う 顧頡剛等編『古史辨』 の 早稲田大学文学部の印が書底に押してある除籍本 が出ている。 背のラベルが読めないのだけど、 重複本として処分 された雰囲気だ。 家にも1セットあるけど、購入当時は結構高価な書物だった。 近年、『古史辨』のような中国学の古典的書籍、中国国内のほぼ全ての新刊を含む出版物は愚か、 日本で最近出版された学術図書 に関しても、 中国で海賊PDFが蔓延している のは、周知の事実だろう。国内の新刊については、たぶん、日本にいる留学生等が中心になって、せっせと 自炊した書籍をネットにアップしている のだろうと思っている。最近は大学図書館では ペーパーレスのコピー推奨 というわけで 紙に印刷せず、USBにそのままスキャンした画像を取り込む こともできるか