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ブックマーク / shomotsugura.hatenablog.com (14)

  • 「病的なマニュアル主義」が図書館界で発現するとイマドキは著作権法厨となる 2 ed. - 書物蔵

    ふと覗いたウチダ先生がおもしろいことを言っている。 現代日のシステムがことごとく機能不全に陥っているのは、私の見るところ、この病的なマニュアル主義のせいである。 コミュニケーション能力とは何か?. -- 内田樹の研究室 http://blog.tatsuru.com/2013/12/29_1149.php おほむかし、図書館界で悪いマニュアル主義は整理系の目録規則の杓子定規適用者ぐらいだった。でもそれは直接、コレクション蒐集や利用者に悪影響をあたえる図式にはなっておらなんだ。目録に採れようがとれまいがブツとして収集はされ、蔵書目録がアホでも、気の利いたレファレンス・ライブラリアンが居れば(別にリストを作るなどで)利用者にもなんとかなった。 当節の図書館界では著作権法厨かなぁ該当するのは 昨今、跋扈しとるのは著作権がらみのマニュアル主義者。これは実は利用者に直接の悪影響を与える。コマッタこ

    「病的なマニュアル主義」が図書館界で発現するとイマドキは著作権法厨となる 2 ed. - 書物蔵
  • ヒトラーも確に聴け! 日本でも焚書! - 書物蔵

    この(以下、「出版異聞」)を読んだが、結論にどうも納得がいかんかった(*´д`)ノ 「大東亜戦争」期 出版異聞――『印度資源論』の謎を追って 作者: 小谷汪之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/07/31メディア: 単行この商品を含むブログ (5件) を見るこのの全体は、昭和17年末に出た次の当の訳者は、書誌にある「小生第四郎」でなく、別にいるのではないか、というもの。 印度資源論 / P.A.ワディア, G.N.ジョシ著 ; 小生第四郎訳. -- 東京 : 聖紀書房 , 1942.12. -- 2, 1, 5, 463p ; 22cm. -- (BN04766620) ; http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN04766620 著者自身による紹介文(東京新聞)によれば… 〜それで、小生第四郎とは何者かと調べていくうちに、思ってもみなかった世界が眼前

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  • へー( ・ o ・ ;) 読書の歌かぁ クニゾーたんがらみのレファレンス・クエスチョンぢゃ(*´д`)ノ - 書物蔵

    わちき、実は中田クニゾーのファンなんよ(・∀・) 昨年、森さんをクニゾーワールドに引き込んで、森さんの大笑いをとったのはここだけの秘密ぢゃぞ(σ・∀・) ところで、こんなものが引っかかった(*´д`)ノ 石川県は「読書学級」「青少年文庫」以来読書指導の伝統があり、かつて、読書学級、青少年文庫あるいは読書、読の歌があったと聞いている。あるならば歌詞や楽譜を入手したい。なお、かつてでなく現在のものでもかまわない。 http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000096446 とのお尋ね。 答えは、見当たらないというものだったんだけれど、図書館の歌(館歌、というのかな???)であれば、たしか、やはりこれも読書運動で有名だった乙部泉三郎がやっていた長野県立の歌があった憶えが(σ^〜^) あと、これもまたきわめて熱心な図書館

    へー( ・ o ・ ;) 読書の歌かぁ クニゾーたんがらみのレファレンス・クエスチョンぢゃ(*´д`)ノ - 書物蔵
  • 研究と教育のはざま? 参照した文献の記述をしないことは善か悪か? - 書物蔵

    ちょっと気が向いたので、こんなを読んでみた。 レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方 / 藤田節子. -- 日外アソシエーツ, 2009.4 レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方 作者: 藤田節子出版社/メーカー: 日外アソシエーツ発売日: 2009/04/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 63回この商品を含むブログ (3件) を見るじつはこの、SIST02に全面的に依拠しとるんで、わちき的には不満。ふつーの日人にシスト・ゼロツーなどは……。むしろISBD区切り法にしろってか(〃^∇^)o_彡☆ もっと悪いって(≧▽≦)ノ けれど、この主題(つまり、典拠文献の表記法というか、出典の書き方)について、懇切ながほかにないからなぁ。。。 各種、論文作法のにおまけで付いているだけで、1冊まるまるというのは、ほかにないのでは。 むかし、「欧文表記ハンドブ

    研究と教育のはざま? 参照した文献の記述をしないことは善か悪か? - 書物蔵
    Nean
    Nean 2011/11/03
    実はこのへん不勉強で(^^ゞ
  • 件名の誤解は明治から - 書物蔵

    森さんに、帝国図書館の和漢書件名目録(1905.2、1909.3)のことをきかれたんだが、あらためて考えてみると、明治の図書館人たちは件名のことを基的に誤解していたことが思われる。 字書体の誤解 そもそもこの目録の序文で序者は、この件名目録のことを辞書体だといって、誤解をさらしておる。辞書体というのは、普通名詞(件名標目)や固有名、つまり著者標目や人名件名標目、書名標目が混排されていて、あたかも辞典のように1回で引けるからということなのだわさ。 明治33年の間違い事例が教科書に そういえば『図書館管理法』に目録の事例があったな、とて見てみたらば、また! 思いっきりマチガッタことが書いてあって、笑った(^-^;) 普通読書案内 / 中学教育社. -- 中学書院, 明31.7 このの件名が「管理法」に事例として載っているんだけれども。 その事例が 教育 アフォかいな( ・ o ・ ;) タ

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    Nean
    Nean 2011/08/12
  • 静嘉堂文庫美術館で日本における辞書の歩み - 書物蔵

    静嘉堂文庫美術館でやっていた「日における辞書の歩み」展に行ってみた。 http://www.seikado.or.jp/010100.html 二子玉川園が最寄り駅。わちきこっちのほうの土地勘がすっかりにぶっておるので、一となりの路線にのってしまい、あわてて乗り換えてニコタマに進出。ぎりぎり間に合う。改札前に友人と森さんが待っていた。 駅前にでると、なんだか妙に込んでる町である。ってか、駅の東口が再開発されて繁華街となったようで。 でもわちきらは西口の旧来型商店街を北上。途中のとんかつやで飯をおうと思うも、評判がいいのだろう、いっぱいで、手前にもどって中華料理屋へ入る。 中華料理屋ではまた書誌話がもりあがり、いつまでたっても向かえないことを心配した友人が話を切り上げて文庫方面へ。 バスがあるとのことだったが、歩くこともできる由で歩く。バス停2,3個ぶんかしら。 北上すると川があり川沿

    静嘉堂文庫美術館で日本における辞書の歩み - 書物蔵
    Nean
    Nean 2011/07/19
    へぇー。
  • 日本における火災保険地図の歴史およびその研究の歴史 - 書物蔵

    たんとうしゃさんが数日まへ拙ブログにやってきて、地元紙の重要報道をおしへてくれたので、ちとおかへしにまとめでみたでし(o^∇^o)ノ たまたま「火保図」と背に書いたファイルが出てきたんで、それを見ながら、雑索(cinii皓星社ndl大宅)と新聞DBで書誌検索したらなんとなくまとまったでちo(^-^)o 断片をあつめて、ある概念・事物の歴史をつくりなすのはオモシロいっち(≧∇≦)ノ あ、ちなみに研究史をまとめたものハこれ以前には見あたらず、といふことは、いちおーこれが日で最初の火保図研究史ですら(^-^;) 民間地図の歴史研究って、じつは意外とないんよ。 特にこの、火保図(かほず;ヨミは松島2003による)ってば、現用時代(大正末〜昭和30年)は、出版されなかった地図だからねぇ(゜〜゜ ) まづハ、文献年表を作ることで火保図の歴史をたどることはできやう、とて、実際に作ってみたっちヽ(o`・

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    Nean
    Nean 2010/12/19
    こういうことがあるから、調べものはおもしろい。
  • 【ネタ?】図書館原理主義(主義者)とは?【マジ?】 - 書物蔵

    コピライト氏が著作権課長に言われたという「図書館原理主義(者)」(正確には文化庁若手職員がそう言っていたと聞いた由)。GCWタンは用法の間違いではないかという。オモシロがって考えてみたo(^-^)o 3つのげんてん主義⇒原理主義 ヘンテコな図書館用語*1を載せる『図書館用語辞典』の旧版には、さすがに載っていないよう。んじゃ、原理主義ってナンダロ? とあわてて「ニッコク」を引くも、そもそも立項されてない言葉だった(・o・;) イスラム教原理主義ならあり。しょうがないのでウィキペディアに頼ると、連辞符原理主義(○○原理主義)の考察に役立ちそうなことが書いてあった。それは… 井上順孝・國學院大學教授は、原理主義を以下の3つの特徴を持って説明している[1]。 原点主義:その宗教が誕生した初期の状態への回帰を意図する。ただし、その「初期の状態」とは歴史的事実とは関係なく、原理主義者が思い描いた物であ

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    Nean
    Nean 2008/12/02
  • 東京に大マンガ図書館!!!? - 書物蔵

    何年か前に友人が言ってたことをここにUPして、それをmyrmecoleonさんが図書館情報学的に敷衍してくれて、カレントなんとかにも関連記事が載ったマンガ図書館の件なんだけど。 2、3日前に読んだこんな記事が。 森川嘉一郎「漫画図書館計画(オタク文化の現在21)」『ちくま』(452)p.48-51(2008.11) 大学でマンガ学というと「見落とされがちな問題」が、「漫画が大学にあるのか」ということだという。 問題は漫画、さらにはアニメやゲームである。以前から漫画の単行や雑誌を体系的に収集している大学や公共施設は、皆無に近い。漫画学科を新設する大学はそれぞれ一から蔵書を構築していくことになる。 だがそれらを古書市場から調達するには手間だけでなく時間(5年10年は軽くかかるだろう、という)がかかるし、そんな才覚のある大学図書館員はなかなかいないという*1。 国会図書舘がアテにならない2つ

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    Nean
    Nean 2008/11/05
  • Public library の英国モデル:ハウスからライブラリーへ貧者を移送せよ - 書物蔵

    公共図書館の公共性?について、ほんのちょっとだけブログで議論が盛り上がっているという。 ■ [list]はてなブックマークの[図書館]タグがちょっとだけ盛り上がっています(?) http://list.g.hatena.ne.jp/Hebi/20070104/p1 わちきだったらば、この「公共性」とかいうわかったよーなわからんよーなコトバを、 なんで(おもに有産者の)税金で無産者にタダでを読ませねにゃならんの? というみもふたもない疑問文に変換して考えちゃいますね。 でさ。 ざっと見たところ、米国流の美しい図書館観にひっぱられた議論(「役立つ」とか「民主主義」とか)しかないようだけれども…。もちろん、カーネギー財団流の、貧乏人が(図書館で勉強・発明して)金持ちに、ってのも米国流。 はあ、ウツクシ。うつくしすぎて… じつはそんなのと無関係な外野のエッセイ風のに、もうひとつの歴史的事実の片鱗

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    Nean 2007/01/06
  • アマゾン評価もいろいろ - 書物蔵

    出版・流通業界からは,「ノー」 この世には「業界紙」というものがある。 出版業界の『新文化』2.16の一面は「アマゾン「なか見! 検索」についての“紙上討論”」 で,岡野秀夫(言語学出版社フォーラム代表)ってひとが,こんなことを言っているんだけど このシステムは読者の利便性に適っているか? イエス。 それでは,著作権者,出版社の利益になるか? ノー。 今まで出版会を支えてくれた書店の利益になるか? ノー。 構造はブックオフと全く同じだ(後略) ふーん。 それで,これに呼応するかたちで何人かの投書?があるが,そのなかで,ある匿名出版社員の,わちきの興味を引いた一節。 いまのアマゾンさんの不安点を挙げるなら,(中略)やはり「マーケットプレイス」です。 あれは著者,出版社に直接の利益はまったくない。 ふーん。 うん,まぁ,出版・書店業界の既得権益という点からいえば,それぞれ妥当な見方だろーけどわ

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    Nean
    Nean 2006/04/14
  • 小谷野敦「図書館の理不尽」を読み,日本資料保存論の跛行性を想う - 書物蔵

    なんか同じ「はてな」に小谷野さんがいることだし,わちきも図書館趣味なんで,図書館に文句を言っているという話を聞き及び『文学界』を読んでみた。 はしょると… 明大の図書館を便利に使っていたが,(事務局の)禁煙ファシズムで明大を追い出されて東大図書館を使わざるをえなくなった。 ところが東大図書館はコピーの料金カードが書庫内と外で違っていて,面倒くさいことおびただしい。そのうえ,むやみに「禁複写」のラベルがべたべた貼られている。さらには,対応した図書系職員(まぁ一般には司書ですね)も,美人系だがはなはだ冷たい対応 というところ(あくまで要旨。立ち読みなんで…(^-^;)) えーっと。 東大図書館員からみると,小谷野先生は問題利用者にみえるのだろうということは推察されますが,わちきは図書館趣味者にすぎないんで,第三者的な見方をしますと 小谷野先生のクレームはかなりイイ線いってると思いますです〜 司

    小谷野敦「図書館の理不尽」を読み,日本資料保存論の跛行性を想う - 書物蔵
    Nean
    Nean 2005/09/11
  •  図書館政治としての「千代田区立」日比谷図書館 - 書物蔵

    う〜ん,やっぱり司書のみなさんは反対みたいだのぅ。 気持ちはわかる(つもりだ)よ。東京市議会であの坪谷善四郎が提案した図書館だからね。って坪谷に興味のある図書館員はぜんぜんいないだろうけど。 でもわちきは図書館趣味者にすぎんので,外からみた見方をするね申し訳ないが。思いは同じでも反対の人とわちきはおそらく次の1点で認識が違うのだわさ。 この前も書いたがもう一度いう。このまま都立だったら来の意味で廃止=消滅しちまうことになったのではないか。 最初の「あり方検討ナントカ(俗称:あり検)」の時に,知事部局はほんとにつぶすつもりだったようにみえたよ。 今回の移管で,どんな経営形態になるにせよ(ま,直営じゃないでしょうが),日比谷図書館が消滅するということだけは回避されることが確実になったのはむしろ慶すべきことじゃないかいな,と。 確かに都立にしとけば,都の専門職種としての司書職がサービスしてくれ

     図書館政治としての「千代田区立」日比谷図書館 - 書物蔵
    Nean
    Nean 2005/09/01
  • OPACを簡易人名辞典として使う - 書物蔵

    1960年代以来,日図書館界は目録をないがしろにしてきたんだけど(偉大なる「中小レポート」を参照せよ),その目録大系のなかに名称典拠(name authority;人名典拠とも)というものがある。わかりやすく言えば,同姓同名でちがう著者を識別できるようなリストね。このリストのデータがあれば,同姓同名の異人でも検索しわけることができるわけだ。 名称典拠の来の用途 これは来,人名辞典とは違うもんなんだけど,コンセプトが優れているので結果として人名辞典としても使えるのだわさ。まーたまにシロト考えの半可通が典拠ファイルの有用性をみて,「人名辞典みたいにデータを満載すべし」ってなこと言い出すけどね。これは典型的日人が陥りやすい失敗なのだ(下記,附論参照)。 典拠は文献世界のなかでのアイデンティファイに最低限必要なデータを登録してあるもんで,最低限だから,1)(相対的に)多人数分をつくれる,

    OPACを簡易人名辞典として使う - 書物蔵
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