ある友人が、電子メールで教えてくれました。「脱原発の歌を集めたサイトがありました。まとめてどうぞ」▼開いてみると、あるわ、あるわ。映像つき、音声のみ、合わせて16曲。1970年代から福島第1原発の事故後まで。脱原発ソングの道筋をたどれます。1986年のチェルノブイリ事故の後、日本でも次々と歌声がおこりました▼忌野清志郎とRCサクセション。佐野元春。ザ・ブルーハーツは「チェルノブイリ」で「丸い地球は誰のもの」と問い、南正人は「原発小唄」で警告しました。「日本は政治を変えなけりゃ生きて地獄を見るだけさ」▼そして、地獄をみるような福島の事故が起こりました。本欄でも4月に紹介した斉藤和義「ずっとウソだった」や、歌手不明の「東電に入ろう」が話題の的です。ランキンタクシー「誰にも見えない 匂(にお)いもない」は、「放射能エライ 誰も差別しない」と、皮肉たっぷり▼“アイドルの王道を行く”という少女グルー