10月15日-16日でPyCon JP 2021が開催されました。 いち参加者として楽しみつつ、スピーカーとして「実装で知るasyncio -イベントループの正体とは-」という発表をしてきたので、それについての補足と振り返りです。 --- 2022/05/02 追記[ここから] --- 後日談ですが、参加者アンケートの集計結果が公開されて、この発表がPyCon JP 2021 でのベストトークになっていました。 聴講してくださった参加者の方、スタッフおよび関係者の方々、改めて貴重な場を設けていただきありがとうございました。 --- 2022/05/02 追記[ここまで] --- 今年のPyCon JPはオンサイトとオンラインのハイブリッド開催でした。 まだまだコロナ禍ではありますが、近頃は少し落ち着いてきたためタイミング的に良かったと思います。 ギリギリまで決断を遅らせたスタッフの方々の努
☆ PyCharityでの広島コミュニティの発表をきっかけにして電子工作に入門できた #PyCharity 昨日 2021年9月11日(土) Python Charity Talks in Japan 2021.09 というイベントにすごい広島 with Pythonチームのメンバとして出ました。 出て得られたことのまとめ 電子工作初心者だったわしが、電子工作に入門できた。 広島のすごい広島 with Pythonコミュニティによって、電子工作・Pythonに精通した人たちから一歩一歩学ぶことができた。 「ソフトウェアは趣味でずっとやってきたので少しは書けるが、ハードウェアは全くできない」という複素数、あ違った、コンプレックスが解消できた。 「0が1に」なった実感。急に自分が手を下せる世界が広がった。 普段生活しているときに、「あれ、これってこうやったら作れそうじゃないか」という視点で生活
Joseph Halfmoon このところ、MicroPythonのライブラリを「触って」「実感して」おりますが、今回はマルチスレッドの為の「低水準」ライブラリ _thread であります。フルPythonであれば、この上に高水準な threading が存在するのでありますが、MicroPythonの場合は低水準だけのようです。最低限のものはあるから後は自分でやれ、という感じか。 ※「MicroPython的午睡」投稿順 Indexはこちら (今回使用のサンプルプログラム全文は末尾にあります。) 前回も述べましたが、MicroPythonの実装はPythonに「かなり似せてある」ようですが違いもママあります。マルチスレッドをサポートする _thread モジュールについては以下のMicroPythonのドキュメント _thread – multithreading support では、
MicroPython 1.16 (RP2) で >>> import uasyncio >>> async def main(): ... print('hello') ... await uasyncio.sleep(1) ... print('world') ... >>> uasyncio.run(main()) hello world 下記を移植して動作確認していく。 https://docs.python.org/ja/3.9/library/asyncio-task.html import uasyncio as asyncio import time async def say_after(delay, what): await asyncio.sleep(delay) print(what) async def main(): print("started at {}".
1. 電子工作のためのPython MicroPython on the ESP8266 2016年11月12日 PyCon mini Hiroshima 2016 + IoTLT広島 西本卓也 @24motz / nishimotz@gmail.com 1 2. 光線銃ゲーム! • 銃(ライト)を当てて開始 • チャンスは5回 • カウントダウン(5〜10秒) • 敵がきた! • 音:ピーピーピー • 体をそらして、銃を撃って • 補給カプセルが届いた! • 音:プー • 体を近づけて、銃を撃たないで • https://github.com/nishimotz/micropython_demo 2 ESPr One (ESP-WROOM-02) 温度センサー 明るさセンサー 超音波距離センサー 圧電ブザー 白黒モニター(128x64) 3. 軽量スクリプト言語 • NodeMcu (e
はじめに(English version is also available.) PyPIは、セキュリティページ自体は公開しているものの、脆弱性診断行為に対する明確なポリシーを設けていません。1 本記事は、公開されている情報を元に脆弱性の存在を推測し、実際に検証することなく潜在的な脆弱性として報告した問題に関して説明したものであり、無許可の脆弱性診断行為を推奨することを意図したものではありません。 PyPIに脆弱性を発見した場合は、Reporting a security issueページを参考に、[email protected]へ報告してください。 要約PyPIのソースコードを管理しているリポジトリのGitHub Actions上において、悪意あるプルリクエストが任意のコマンドを実行する事が可能な脆弱性が存在した。 これにより、当該のリポジトリに対して書き込み権限を得ることができ、結果
このたび実践Django Python による本格Webアプリケーション開発を著者の芝田さんから頂きました。もともとこの本は買おうと思っていたので、大変嬉しくちょうだいいたしました。芝田さん、ありがとうございます:D 光栄なことに@c_bata_さんから実践Djangoを献本頂きました!🤩🤩🤩 ORMからテスト、認証認可やセキュリティ、更にDRFまであってタイトル通り幅が広い実践的な内容だなと感じました。チュートリアル+αの初見だとわかりにくいところまで丁寧に記載されていて、読み込んでいくの滅茶苦茶楽しみです🔥 pic.twitter.com/IPO2SA6174— nyker_goto (@nyker_goto) 2021年7月8日 頂いてから1ヶ月弱ほどたってしまったのですが、この本を読んで思った良い所、どういう人に読んで欲しいかなど、僕なりの感想を書いていければなと思っていま
最近、とある興味 *1 から量子力学(とりわけ量子化学)の勉強をしています。 水素原子の電子の軌道を計算すると、s軌道とかp軌道とかd軌道とかの計算が載っていて、対応する図が教科書に載っていたりしますよね。 こういうやつです: Wikipedia「球面調和関数」より引用 Attribution: I, Sarxos 個人的な体験ですが、予備校の頃は先生の影響で「化学」に大ハマりしていました *2。 ここから「Emanの物理学」というサイトの影響で「物理」に目覚め、そこからなぜか「数学」に目覚めて現在に至ります。そういった経緯もあって、化学には大変思い入れがあります。 特にこの水素原子の軌道の図は当時から気になっていて、自分で描いてみたいと思っていました。先日ようやく理解でき、実際に自分で描画できるまでになりました。以下がその画像です: これはタイトルにもある「球面調和関数」と呼ばれる関数を
- はじめに - Pythonのパッケージ管理ツールは、長らく乱世にあると言える。 特にpip、pipenv、poetryというツールの登場シーン前後では、多くの変革がもたらされた。 本記事は、Pythonパッケージ管理ツールであるpip、pipenv、poetryの3つに着目し、それぞれのツールに対してフラットな背景、技術的な説明を示しながら、所属企業内にてpoetry移行大臣として1年活動した上での経験、移行の意図について綴り、今後のPythonパッケージ管理の展望について妄想するものである。 注意:本記事はPythonパッケージ管理のベストプラクティスを主張する記事ではありません。背景を理解し自らの開発環境や状態に応じて適切に技術選定できるソフトウェアエンジニアこそ良いソフトウェアエンジニアであると筆者は考えています。 重要なポイントのみ把握したい場合は、各章の最後のまとめを読んで頂
自分がよく使用する日本語自然言語処理のテンプレをまとめたものです。 主に自分でコピペして使う用にまとめたものですが、みなさんのお役に立てれば幸いです。 環境はPython3系、Google Colaboratory(Ubuntu)で動作確認しています。 Pythonの標準機能とpipで容易にインストールできるライブラリに限定しています。 機械学習、ディープラーニングは出てきません!テキストデータの前処理が中心です。 前処理系 大文字小文字 日本語のテキストにも英語が出てくることはあるので。 s = "Youmou" print(s.upper()) # YOUMOU print(s.lower()) # youmou 全角半角 日本語だとこちらのほうが大事。 全角半角変換のライブラリはいくつかありますが、自分はjaconv派。 MIT Licenseで利用可能です。 import jaco
Usage Reference Development Sponsor Introduction# PDM, as described, is a modern Python package and dependency manager supporting the latest PEP standards. But it is more than a package manager. It boosts your development workflow in various aspects. Feature highlights# Simple and fast dependency resolver, mainly for large binary distributions. A PEP 517 build backend. PEP 621 project metadata. Fl
はじめに システム作ってるとかライブラリ作ってるみたいなある程度Pythonを綺麗に1書くことが求められる方々に向けた記事です。 (機械学習系のライブラリを使うためにPython書いてる方とか、初学者の方にはちょっとあわないかも知れません) 綺麗に書くための作法の難しさって共有が面倒なところだと思うんですよね。その書き方は間違いじゃない、間違いじゃないけどもっといい書き方があるぞみたいなやつってなかなか指摘し辛いですし、じゃあ1人に対してレビューしたら他のメンバーにはどう伝える?そもそも伝える必要?俺の工数は?みたいになりがちです。 一番いいのはこういう時はこう書く!みたいなドキュメントを作って「ドキュメント違反です」ってレビューをしてあげることなんですが、まーそれもそれで超面倒じゃないですか。なのでこの記事がそのドキュメントの代わり、とまではいかなくとも礎くらいになればいいなと思って書き
オブジェクト指向 1. オブジェクト指向の起源 2003年チューリング賞の受賞者アラン・ケイさんはよくオブジェクト指向プログラミングの父と称されます。ご本人も憚ることなく、幾度、公の場で発明権を宣言しています。しかし、ケイさんは「C++」や「Java」などの現代のオブジェクト指向言語を蔑ろにしています。これらの言語は「Simula 67」という言語を受け継いだもので、私が作った「Smalltalk」と関係ないのだとケイさんは考えています。 オブジェクト指向という名称は確かにアラン・ケイさんに由来するものです。しかし、C++とJavaで使われている現代のオブジェクト指向は当初のと結構違います。ケイさん自身もこれらの言語を後継者として認めないです。では、ケイさん曰くC++とJavaの親であるSimula 67という言語はどんな言語でしょうか。ここで、簡単なサンプルコードを見てみましょう。 Cl
The Zen of Python, by Tim Peters Beautiful is better than ugly. Explicit is better than implicit. Simple is better than complex. Complex is better than complicated. Flat is better than nested. Sparse is better than dense. Readability counts. Special cases aren't special enough to break the rules. Although practicality beats purity. Errors should never pass silently. Unless explicitly silenced. In
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