思い起こせばまだ数年前のことだ。石油価格の暴騰と前後して、トウモロコシなどの穀物類が夢のバイオ燃料として脚光を浴びた。農耕によって得られた文明的なエタノールが、原始的に採集された野蛮な石油の代替エネルギーになってもおかしくない雰囲気があった。 ところが、バイオエタノールが量産されようかという矢先、トウモロコシなど原料の穀物価格が高騰し、食料や耕作地がマシンのエネルギーに奪われ、人類の口に入るエネルギーが減ってしまうというSF的な問題点が盛んに指摘されるようになった。 そうこうするうちに石油暴騰も一段落。それにともなって、バイオへの期待もすっかりフェードアウトしてしまった。 日本が産油国 だが、バイオ燃料は終わってなかったのだ。次世代をになう夢のバイオが、今回の放送「夢の植物で新エネルギーを作れ ~加速するバイオ燃料開発~」で取り上げられた。近い将来、石油に替わるエネルギーとして注目を集めて
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