世界の大学で入学資格として認められている「国際バカロレア」という教育プログラムが注目を集めている。 国際バカロレアとは、スイスに本部を持つ「国際バカロレア機構」が提供する1968年開始の世界共通教育プログラムだ。玉川学園IBプログラムディレクターのユーリカー・ウィリアムさんは、国際バカロレアについて「世界的によく知られている教育プログラムで、ヨーロッパ・北アメリカ・オーストラリアなどのトップレベルの大学でその名が年々浸透してきている」と説明する。 世界中で認められたこの国際バカロレアの学習方法は詰め込み式ではなく、“探求型“だという。「生徒自身が知識を発見し、学校側は“生徒を導く“というスタイル。彼らは冷静に物事を考え、自分なりに知識を形成する必要がある」とユーリカーさん。 高校時代に履修経験がある滝野瀬あゆかさん(上智大学2年)は「歴史の授業があったが、年号や人名を言えるかは正直怪
先日、静岡の沼津へ出かけた際、ふらりと立ち寄った店にスーパーに、「ハイラーメン」というインスタントラーメンが売っていた。 【北海道で発売されている「ダブルラーメン」】 袋にドーンと大きく「マルちゃん」のマークが入っているものの、東京では見たことがない商品だ。最近流行している「ご当地限定商品」というやつですか、とお店の人に尋ねたら、意外な答えが返ってきた。 「マルちゃんマークが初めて使われた商品で、昔は全国で売っていたそうですが、新しい商品が出たことでどんどん置かれなくてなって今では静岡県内の店でしか置いてないんですよ」 確かに、東洋水産の「商品情報」を除くと、発売日は「1962年」とある。ちなみに、インスタントラーメンの元祖が「日清チキンラーメン」だというのは、あまりにも有名だが、こちらは鍋で煮込んで、、粉末スープをといたどんぶりに入れるタイプの元祖らしい。 50年以上ひっそりと静
2016年6月、とあるゲームアプリの画像がTwitterで話題となった。アプリ名は「ひとりぼっち惑星」。ユーザーがTwitterに投稿したアプリの画像のリツイートや「いいね!」をきっかけに多くのTwitterユーザーがそのアプリ名を知ることになる。 【な、なんかメッセージが受信されてきたぞ】 結果、大量のアクセスによって、サーバがダウンするという非常事態に見舞われ、課金アイテムの販売も停止になるほどの盛り上がりを見せた。 実際にアプリを遊んでみると、ユーザー間でメッセージをやりとりするのが特徴のアプリなのに、返信ができないという不思議な仕様になっているらしい。いつでも連絡とれるのが当たり前の時代に、なぜこんなにもひとりぼっち惑星が流行しているのだろうか。 ●特徴は「世界観」「コミュニケーション」 ひとりぼっち惑星の特徴は、その独自の世界観にある。内容は惑星に“ひとりぼっち”となった
「先生、おやつを持ってきてもいいですか?」「ざわざわしな~い、整列!」――ごく一般的な遠足での会話に聞こえるかもしれないが、これらは“リアルの会話”ではない。カドカワが4月に開校した通信制高校「N高等学校」(N高)が、オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」の世界で実施した“ドラクエ遠足”での一幕だ。 【画像】グループごとに整列、先生「思わず感動」 「普通の高校と同じように、ネットでも友達をつくってほしい」。通信制高校にありがちな友達づくりの難しさを解消しようと、ドラクエ遠足は生まれた。一般的な学校行事になぞらえ、学期初めに初対面の生徒たちが交流を深める「遠足」をネットでも再現しようという試みだ。 ドラクエ遠足は、舞台がゲームということを除けば、実際の遠足と近いプログラムになっている。担任の教師が生徒たちを引率し、フィールドを歩き、モンスターを倒しながら、目的地「ヴェリナード城」を目指す
鹿児島県知事選は10日投開票され、無所属新顔で元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏(58)が無所属現職の伊藤祐一郎氏(68)を破り、初当選を確実にした。三反園氏は伊藤氏の4選阻止を訴え、民進、社民両党県組織や保守系地方議員の一部の支援を得て草の根の選挙戦を展開した。 鹿児島県で過去に4選した知事はおらず、伊藤氏の4選の是非が焦点の一つとなった。三反園氏は多選を批判するとともに、熊本地震の発生で九州電力川内原発の安全性に不安が広がると、反原発グループとも連携。「川内原発を停止し、点検するよう九電に申し入れる」との公約を掲げ、支持を広げた。 伊藤氏は自民、公明両党の支援を得て組織戦を展開したが、及ばなかった。
糖尿病や心臓病の持病があったり、握力が弱かったりする人は、認知症を発症するリスクが高い、との調査結果を国立長寿医療研究センターなどのチームがまとめた。 八つの危険要因をリスト化。「該当する人に、重点的に生活習慣改善などの支援をすべきだ」との提言を行った。 チームは、愛知、秋田、石川の3県で、計約3300人を3~16年追跡した四つの研究をもとに、認知症のリスク要因を分析した。 その結果、脳卒中の経験がある人は、ない人に比べ、認知症のリスクが2・6倍高かった。糖尿病、心臓病の持病がある人は、それぞれリスクが1・7倍、1・5倍だった。体力や筋力の目安の握力が26キロ未満の男性、18キロ未満の女性も2・1倍だった。学校教育の年数が9年以下の人のリスクは、9年を超える人の2倍だった。また、うつ傾向がある人のリスクは、ない人の1・6倍。難聴の人は1・4倍だった。 そのほか、介護危険度の簡易チェ
経済産業省は、アニメや映画などを不正にコピーして公開する違法動画対策を強化するため、週明けにも専門員によるインターネット監視を始める。 これまでもコンピューターで違法な「海賊版」を自動的に検出してきたが、画像の一部を加工してすり抜けるケースが増えているためだ。コンピューターと人の「目」でダブルチェックする。 専門員は当面1人で、ネット上の動画サイトなどを閲覧し、著作権を侵害している動画がないか、1件ずつ目視で確認する。アニメや映画などに詳しく、違法動画の発見方法にも精通している人材を選んだ。 放送局や映画配給会社は現在、業界団体「コンテンツ海外流通促進機構(CODA)」を通じ、ネットで公開されている動画をコンピューターで解析して違法動画を探し出している。
大分大は10日、2014~15年に経済学部の元講師が男子学生にアカデミックハラスメントをしていたと発表した。 男子学生は15年2月に自殺。大学は今後、アカハラとの因果関係や再発防止策を調査する第三者委員会を立ち上げる。元講師は今年3月末に任期を終え退職した。 大学によると、元講師の30代男性はゼミで指導を担当。男子学生の研究成果を理由なく否定し、「自分で考えろ」などの発言を繰り返したほか、深夜に無料通信アプリ「LINE(ライン)」でメッセージを送るなど指導の範囲を超えた叱責や嫌がらせをした。 男子学生の保護者によると、自殺の直前に元講師との関係で悩んでいることを打ち明け、遺書を残していたという。
東京大学は6月1日、人工知能関連領域の研究者を育成する「先端人工知能学教育寄付講座」をドワンゴ、トヨタ自動車など8社による寄付講座として設置した。ドワンゴの川上量生会長は「日本が人工知能の分野で先進国になることを期待したい」と取り組みの意図を話す。 ドワンゴ、トヨタ自動車、オムロン、パナソニック、野村総合研究所、ディー・エヌ・エー(DeNA)、みずほフィナンシャルグループ、三菱重工業の8社が計9億円を支援し、2021年5月までの5年計画で講座を設置する。寄付金は優秀な研究員や教員の雇用、人工知能研究に必要な機材の調達など、研究・教育の環境整備に使う予定だ。 講座の目的として、ディープラーニングを含む先端人工知能技術に関する体系的な教育プログラムの構築と人材育成を掲げる。機械学習などを活用した手法の確立・応用のほか、体外的な連携、基礎研究も実施する。 主に修士・博士過程の学生が対象。す
NHKスペシャル「私たちのこれから #超少子化」では、丹念な取材で日本が少子化に歯止めをかけられなかった背景を追っている。少子化がなぜこれほどまでに深刻化したのか、また、なぜ多くの国民が、少子化問題を深刻に考えることができなかったのか。番組を担当した神原一光ディレクターに聞いた。(日下紗代子) ■「少なすぎた 遅すぎた」少子化対策 取材中、興味深いお話しをいただきました。2000年代前半に国の人口政策に携わっていた元国立社会保障・人口問題研究所所長の阿藤誠さんにインタビューをしたときです。 国の少子化対策を、阿藤さんのこの言葉に凝縮されました。 「Too little, Too late」 要するに、少子化対策にかける予算が少なすぎた、政策の実行も遅すぎたということなんですね。 前回も説明しましたが、1994年に国が策定した「エンゼルプラン」には、少子化を解消するためにやるべき
「#保育園落ちた」のツイートが波紋を呼び、少子化対策が政府の大きな政策課題になってきた。日本の将来を大きく左右する問題でありながら、対策は遅々として進んでこなかったのが実情だ。こうした中、NHKの討論番組「NHKスペシャル 私たちのこれから #超少子化 安心子育ての処方せん」が2月に放送。その後、4月には間髪入れず、書籍『超少子化 異次元の処方箋』(ポプラ新書、780円+税)も出版されるなど大きな関心を集めている。番組を担当した神原一光ディレクターに、少子化対策の処方箋を聞いた。(日下紗代子) ◇ ■「日本の課題、根源にある少子化」 これまで「私たちのこれから」と題したシリーズでは、年金や雇用、介護といったテーマを取り上げてきました。その中で、「日本をとりまく問題の根源は、少子化にともなう人口構成のアンバランスにある」ということが見えてきたんです。そこで、去年冬の企画会議で「この問題
TBSラジオは6月6日、放送済みのラジオ番組のポッドキャスト配信を30日で終了すると発表した。ストリーミング型の新サービス「TBSラジオクラウド」に移行し、今後もコンテンツ配信は続ける。 【画像】約30の番組をポッドキャスト配信していた 同局はポッドキャストを2005年10月にスタート。「伊集院光 深夜の馬鹿力」「爆笑問題カーボーイ」「安住紳一郎の日曜天国」「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」など約30番組の過去放送分やオリジナルコンテンツを配信してきた。 局を横断したストリーミングサービス「radiko.jp」が生まれる以前に、ネットユーザーにもラジオの面白さを知ってもらいたい、親しんでもらいたいという思いで提供を始めた。スマートフォンで音楽を聞く文化の浸透、欧米が先行したポッドキャストの流行などもあり、直近では月間コンテンツダウンロード数5000万、ユニークブラウザ数
学生、通るべからず-。仙台市青葉区の東北福祉大国見キャンパス周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれ、学生たちが困惑している。看板は一部地域住民が2009年、学生の通行による住環境の悪化を懸念して設けた。過去に訴訟に発展し、一度は和解したが、住民側の不信感は根強く、円満解決を望む大学側との溝は埋まりそうにない。(報道部・氏家清志) 【写真特集】東北福祉大が新たに提案したルートを通る学生 看板はJR仙山線東北福祉大前駅から国見キャンパスへ続く道路沿いに複数ある。立て看板が置かれた幅約4メートルの直線道路=図=の地目は、私道と、誰でも通れるあぜ道などの法定外公共物が混在している。民家の外壁などにも「学生さん!ここは私道であり、生活道路。公道を利用しよう」などと通行禁止を訴える看板が4枚ある。
文部科学省が子供を対象に、自分自身を守る力を測る全国調査を実施する検討を始めた。子供自身が身を守るための教育活動は、15年前の大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)乱入殺傷事件を機に広がっているが、その効果を国が検証するのは初めて。調査で判明した有効な取り組みを学校間で共有するのが狙いで、来年度以降の実施を目指す。 2001年の池田小事件以降、防犯カメラの設置▽来校者の身分確認▽地域ボランティアによる登下校の見守り--といった取り組みが各地で進んでいる。一方、子供自身が危険を素早く察知して身を守ることも重要で、学校単位で子供向けの防犯教室などを開く自治体に対し、国は補助金を出して後押ししてきた。 不審者が侵入した際の避難訓練や身を守る方法を学んだり、独自に地域の安全マップを作ったりする学校も増えている。ただ、これらの取り組みが子供にどのような効果を及ぼしているかは把握できていない。 全
ホンダは2日、人工知能(AI)を研究・開発する新拠点を9月に東京・赤坂に開設すると発表した。従来は埼玉県内などで研究してきたが、新拠点は都内という立地を生かして大学や研究機関などとの連携を強化する。 研究成果は、人間のような「判断」「学習」が必要になる自動運転やロボット技術などに活用する。 研究開発子会社の本田技術研究所が設立する。研究員は社内に加え、外部からも迎える予定。ソフトウエアや通信などの研究者らと連携を進め、技術の補完や相乗効果を目指す。 ホンダは視覚・聴覚の認識や脳科学など先端研究の拠点を埼玉や米国、ドイツに展開している。新拠点はAIに特化することで、自動運転やロボット技術の高度化を進める。 AIをめぐっては、トヨタ自動車が1月に米シリコンバレーに新会社を設立し、5年間で10億ドル(約1100億円)を投じるなど開発競争が激しくなっている。
東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)、埼玉県教育委員会、学校法人河合塾、富士通株式会社は、グループ学習のデジタル化に関する実証実験を共同で実施すると発表した。期間は2016年6月~2017年3月。 文部科学省は次期学習指導要領の策定にあたって、学習プロセスの改善に取り組んでいる。中でも、より能動的な授業参加を促す「アクティブ・ラーニング」の分野において、個人の学習進捗度をどのように記録・把握するかは大きな課題とされる。 今回の実証実験では、富士通の「FUJITSU Software LiveTalk」を活用。グループ学習の参加者の発言内容をマイクで録音し、リアルタイムにテキストデータへ変換、さらにはグラフなどの形で蓄積することにより、学習傾向を可視化する。 また、学習者にはタブレットを貸与し、学習に関するメモを手書きで記録できるようにする。このデータは同じくテ
[タルトゥ(エストニア) 26日 ロイター] - エストニアの「3つ子ランナー」が、そろってリオデジャネイロ五輪に参加することになった。 マラソン競技に出場するのはリリー、リーナ、レイラのルイク三姉妹で現在30歳。24歳の時から長距離走に本格的に取り組み始めたという。 3人は「トリオ・トゥー・リオ」のスローガンを掲げ、五輪を目指して練習に励み、見事3人での出場という夢をかなえた。 五輪において双子の参加はそれほど珍しくないが、ルイク三姉妹は初めての3つ子アスリートとなる。
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