![Amazon.co.jp: 信じちゃいけない身のまわりのカガク あなたはそれで、本当に健康になれますか? (立東舎): 渋谷研究所X, 菊池誠: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/20a38ee0aa36ba9ebaed8378fb11f311b8f67fa6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51YTpHKrcNL._SL500_.jpg)
過剰診断とは「決して症状が出たり、そのために死んだりしない人を、病気であると診断すること(P16)」である。本書ではさまざまな過剰診断の例が挙げられているが、典型的には高齢者の前立腺癌だ。なにも症状は無いがよく調べると前立腺癌を持っている人は結構な割合でいる。その証拠の一つとして、事故で亡くなった男性の前立腺を詳しく調べてみると、70歳台の80%もの人に前立腺癌が発見された。生きている男性に対し、PSA(採血でわかる前立腺がんマーカー)やエコー検査を行っても、前立腺癌の死亡率から予測されるよりはるかに多くの前立腺癌が見つかる。これらの多くが過剰診断である。つまり、こうした人たちの多くは、治療を受けなくても前立腺癌による症状が出る前に亡くなる。 前立腺癌に限らず、無症状の人に対して癌の検査を、つまり癌検診を行うと、一定の割合で過剰診断が生じる。過剰診断は、本来不要であった治療(過剰治療)を招
偶然、本屋さんで出会った本でした。 タイトルを見た後、表紙をめくったら、『チャールズ皇太子に捧ぐ』と。 ???。 なんだろう?と不思議に思いそのまま購入。 その謎が、読み進めていくうちに明らかにされていきます。おもしろい!! “医学の父”と呼ばれている古代ギリシャのヒポクラテスの言葉より始まります。 「科学と意見という、二つのものがある。前者は知識を生み、後者は無知を生む。」 代替医療が“科学的ではない”ということだけにとらわれず、“実質的に効果があるかどうか?” について、とても詳細に検討され(医学の歴史も含め)、そして論理的な説明がなされており とても参考になりました。(特にホメオパシーについては、痛烈な批判がされています。 もちろん肯定的なものもありました。) 「自然(ナチュラル)」、「伝統(トラディショナル)」、「全体論的(ホリスティック)」 よく聞くこの言葉たちが、いかにイメージ
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