本稿では MySQL Server のクエリキャッシュ機能について、概要と導入方法、更には導入後の評価方法について解説します。 MySQLのクエリキャッシュ機能とは? そもそもキャッシュ機能とは、一度読み込んだデータを一定のルールで保持し、また同じデータが必要になった場合はその保持しているデータを再利用することで、再読込みを行わなくする技術です。 一度ディスクなどから読み込んだデータをメモリなどで保持することを「キャッシュする」と言います。 MySQLのクエリキャッシュ機能もそれの延長で、データベースを参照(SELECT)した結果をメモリにキャッシュし、次に同一の参照が行われた場合に前回メモリにキャッシュした結果を返却する機能です。 1回目の参照ではデータをディスクから読み込みますのでディスクI/Oが発生しますが、2回目以降はディスクにアクセスせずにメモリ上にキャッシュされた結果を返却する
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