こんにちは!「香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー」こと歐陽です。中国・香港・台湾を含む中華圏のゲームや映画、アニメなどの情報を発信し、社会事情を分析するコラム「中華娯楽週報」。先週の第8回と今週の第9回は、日本風の舞台設定やキャラクター、日本人声優を採用している「陰陽師」や「決戦!平安京」などの「中国製日系ゲーム」をきっかけに、中華人民の自尊と自信の変化を分析する。前編では自信をすっかり喪失した中華の民の概説から入って、中華ゲームの歴史の紹介を始めた。今週では引き続き、今までの中華ゲームの歴史を追って、現在の中国製日系ゲームを踏まえて最新の状況を検証する。 中華製ゲームの栄枯盛衰――台湾と香港:短い黄金時代と長い低迷 中華圏のゲーム産業は、最初は台湾で始まった。まずは簡単に先週のおさらいをしておこう(詳しく知りたい人はぜひ前編をチェックしてほしい)。1990年頃、最初の台湾製のオリジナルゲームはP