入山章栄氏(以下、入山):今日はありがとうございます。最近、河合さんが日経ビジネスオンラインの連載で書かれた“家事ハラ”についての記事、私も共働きなので、興味深く読みました。自分では家事を頑張っているつもりでも、たまに妻に注文付けられると「カチン」と来ることが私もあるんですよね(苦笑)。でもそれは自分の心の隅でどこかに、「家事をやってあげている」という心理があるのかも、と反省しましたね。 河合薫氏(以下、河合):あれは男性からかなり反響がありました。「褒めて育てて欲しい」という意見には少々切なくなりましたが……(笑)。家事ハラもそうですが、パワハラ、マタハラといった新しい言葉が生まれる背景には、それまでないがしろにされてきたり、仕方がないとあきらめられていた問題の存在があります。 また、イクメンやイクボスのように、刷り込まれた価値観を変えるために産まれる言葉もあります。こういう言葉なしに「
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