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ブックマーク / column.chbox.jp (12)

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 貸金業問題は深い

    また微妙な話で恐縮だが、貸金業問題は今回の通常国会でもまた議論されることになるようなので、再勉強している。須田氏が取材を通じて得た事実を元に、様々な提言をしている新書を読んだりした。現場の状況はかなり良く分かってきているのだが、それの上位構造はいまだ分からないままだ。 『下流喰い―消費者金融の実態』須田 慎一郎・著 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063250/ バブル景気のときは、上位構造に都市銀行があって、あからさまに昭和の遺物的な事件師がいたり、政界のフィクサーがおられたり、霊的能力があるとされた料亭の女将が存在していた。あのころは私は学生だったので詳細は良く飲み込めていなかった。あとになって、「そういうことってありうるのか」という驚きをもっていろんなを読んでいたけれども、年を取ってある程度の世の中の仕組みが読み解ける

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 「ブログは世論を作り出すことが出来るのか」

    久しぶりに巡回の時間が取れたので藤代さんとこを見てたら、実にくだらねーことで盛り上がっているのを発見、ちんこが勃った。 http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20061209/1165684918 どうでもいいじゃねえか、そんなもん。天下りなくしたら出世レース脱落したキャリアはどこに逝くんだよ。大学は使えなくなったキャリア官僚捨て場じゃないんだ。それともあれか、ダンボールに入れて「誰か拾ってください」と溝口駅前あたりに置いておけば、親切なムツゴロウさんが拾って王国に連れて逝ってくれるのだろうか。 良し悪しはともかくとして”『年功序列システムを壊し、能力・実績主義を重視して、年齢に関わらず優秀な人材を登用・処遇する人事・給与制度へと移行すべきである』と提案”したのだそう。年齢に関わらず優秀な人材を登用しようという話なら、優秀な官僚を民間が抱えようという動きを制限

    PEH01404
    PEH01404 2006/12/11
    久々に隊長らしさを満喫できる良エントリ、中島氏に素直に賛同した俺はどうなるんだと自問自答(-_-;
  • 切込隊長BLOG(ブログ) - あのイランと、あのパキスタンが、北朝鮮核実験を批難

    えー、恒例の「お前が言うな」シリーズは、イランとパキスタンからお送りいたします。とはいえ、イランとパキスタンは各々違うロジックではあるものの、彼ら的には何の違和感もなく北朝鮮に抗議しているのです。 ○ イラン「俺たちの各技術は平和利用だよ」 アメリカに言いがかりつけられたポジションからの発言であります。もともとはイラク戦争後にどっかの大統領が「悪の枢軸」とかいって、どうやら間違ってイランの名前も出しちゃったことがきっかけになっているようにも思える話ですが、ご承知のとおりイランはその後、対西対決姿勢を強化、とりあえず逝けるところまで逝こう(あとのことは知らね)的アプローチで現在の中東においてはシリアを上回る悪役国家となっております。 イランとしては武器輸出や技術支援を北朝鮮から受ける側、つまり輸入する側ですが、イランも北朝鮮もドル決済をほぼ完全に止められてしまい、一部の輸出入については

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 『私家版・ユダヤ文化論』内田樹・著

    文学界で連載していたのを飛び飛びで読んでた内容が、新書でまとまったと聞いて買ってきた。ちなみに、ついでに買ったのは『貧相ですが、何か?』@土屋賢二・著である。別に他意はない。 ユダヤ人問題はややこしいのだが、休日の読書として「そういえばレバノンはどうなっておるのかね」とニューズウイークに目を通すとそれのバックグラウンドを理解するだけで休日がまるまる潰れかねない勢いである。事実「ガス室はなかった」と打ってしまった雑誌が潰れていた。その潰した編集長は元気にやっているようだ。 ガキのころに親父がやってた豆電球屋の隣のオフィスがユダヤ商家で、鉄格子がある玄関というものを初めて見たのだが、その後、留学先や仕事で見聞きした話を敷衍してできあがった対ユダヤ人観みたいなものがいつでも揺らいでいるのに気づくわけである。 p92とか見ていると、保守的態度を取ってきた日人が、急速な近代化のバックラッシュ

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 靖国神社参拝問題のややこしさ

    まあ、無事参拝は行われたわけだけど。 ひとつの潮目となったのは、日経の富田メモであることは間違いなく、これの真偽については各メディア各知識人がいろいろ検証している最中なんで、門外漢のわたくしがあれこれいう必要は特にないし、言ったところでどうなるもんでもない。ただ、一応現段階でいろいろ読んだところ、まあ事実なんだろうなという心証。まあ、モノ自体は四年ぐらい前に文春で報じられてますしね。 一連の議論における否定派の代表格は岡崎久彦氏。岡崎氏やその周辺は基的な政治姿勢が従来からアレであったことから、否定以外選択肢がないのかなとも思う。解釈の説得力は微妙。いくつかの媒体では、件メモに関する議論の土台となっているので、否定派の一般的解釈として一読に値する以上のものはある。 一方、左派の件メモに関する議論にはかなり失望した。昭和天皇の意向がどうであったかを議論することイコール昭和天皇の言い

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 『ゲド戦記』が不評のようなのに商売人根性が炸裂し興行成績は優秀な件についての考察

    始めに断っておくと、試写会は逝かず、公開後も作品は観てない。なので、作品がどうであるかは語れない。というか、仮に観ていたとしても亀田さんの世界戦同様、意味のないあーだこーだ論になるので書かない。が、その周辺は何となく分かる。表題は『ゲド戦記』になってるが、別にこれは『日沈没』@TBSでも構わない。起こしている構造は似ているようだから。 言いたいことは、昨今どうも「瞬間風速型大作志向」が炸裂してそうな点。これは、私の周囲で『涼宮ハルヒの憂』にハマった某汐留の広告代理店の人が、アニヲタ以外にもブームを広げようと一般人に対し私的に奨励したところ「つまらん」という一致した反応を受け挫折した件と好対照である。かつて、『air』だったか名作18禁ゲームの非エロ映像作品にハマってた中堅作家が、同様に周囲に奨めまくってウザがられたのと大差ない。特定の層にガッチリとした人気を確保したタイトルが、マイ

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 19歳の亀田興毅さんが、その人生を賭けて、私たちに教えてくれたこと

    判定に勝ったのは亀田さんで、負けたのは放送行政ということになります。 ここ二年、堀江氏が倒され、村上氏が潰され、三木谷氏がいろいろ取り沙汰されているのは何の目的があったのか、ある程度知見のある人であれば誰でも想像がつきます。我が国の重要な機能の一つ、テレビ局など放送業界を守るためでしょう。それも、アメリカ投資銀行経由や、タックスヘイブンを通して中国の資が日の放送業界の資を握って支配することに対して、官民一体となって敢然と抵抗しましょう、という話だったはずです。 ところが、日の捜査機関や情報機関が必死になって周辺事情を整理し、微罪でも何でもいいからとにかく摘発に漕ぎ着け、市場の透明性に先鞭をつけようとしている矢先に、今回の事件ですよ。 TBSは、三木谷氏からの買収に抵抗するために、各所調整のうえ、電通ほか各社からの資増強を仰ぎ、経営の独立性を確保する方向で努力してきたはずで

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 北朝鮮がミサイルを発射したら中国が国際社会で炙り出されている件について

    http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060708it05.htm 敢えて言おう。北朝鮮軍部、グッジョブであると。 中国としちゃ、当面のジレンマを蓋しながら何とかやりくりしていたはずが、突然旗幟を明らかにしなければならない事態に追い込まれ、中央政府と地方政府と人民解放軍のアジア戦略における利害や意見の不一致でどうしようもない状況が明らかに。 実質的に中国の意向も制止もシカトして発射ボタン連打した北朝鮮に対し、中国北朝鮮への物資輸送をストップした模様。我が国が山陰地方の経済に打撃を与える対北朝鮮経済制裁を発動するより、こっちのほうが北朝鮮には効くはずである。 しかし、中国北朝鮮への物資援助を事実上ストップしていても、国際社会では北朝鮮を擁護しないとならないという激しいジレンマが笑える。拒否権行使も棄権もむつかしい状況を作り上げた北朝鮮は、考え

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 女性はなぜ劣化を気にするのか?

    この前、某株主総会帰りにサークルの同窓会へ逝ったんだが、同窓会である以上そこにいるのは私と同い年、72年か73年生まれなんである。人間、33歳にもなると様々な衰えを感じるようになる、老いといえば聞こえ悪く感じるが、それをありのままに受け入れることが知性であり悟りに繋がるのだ。 当然、当時の面影を残しながら立派な老け顔になった同級生が薄暗い居酒屋のテーブル前に陳列されることになるわけだが、あのころ誰が好きだとかどうだとか語り合った対象である女性も同じように時間を過ごし、歳相応になるのは当たり前なのだ。あのころは可愛かったのにねえとかいう感想を口に出すのも憚られるような変容というか変態を遂げた方もおられた。スポーツマンとして人気だった奴はデブになり、男どもから憧れだった女性は子供連れなんである。青少年の抱く夢というものは儚い。わずか十数年という、地球の数十億の歴史からすればほんの瞬き程度の時

    PEH01404
    PEH01404 2006/06/30
    隊長らしい佳いエントリ
  • 切込隊長BLOG(ブログ) - オリックス事件はリクルート事件以上の衝撃

    一言で言うなら、これはもうだめかも分からんね。 どうやら話の焦点は「『宮内義彦経営論』出版記念パーティー」らしきものが開催されたこととそこの出席者間で雑談的に語られた内容。皆さん幸せそうですね。これからどうなってしまうのでありましょうか。 http://info.toyokeizai.co.jp/miyauchi/index.html それと、一年ほどのち、竹中平蔵氏および当時その秘書官だった岸博幸氏の周辺で何かがあったようで、それが遠因として、竹中氏周辺(その人脈の中心は宮内氏と岸氏かと思われる)のベンチャー企業家および経済同友会の面々の間で何らかのインナーサークルがあったのではないかという話なのだろう。 そうなると、突破口は村上氏ではなく福井氏であるということになるのだが、その福井氏に関する話で、1,000万のオリックス経由村上ファンド逝きの銭そのものが、福井氏の財布から出たも

  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 「自分は要らない存在じゃないか」と悩んだ人と考えるトピック

    から復帰した友達と飯を喰ったとき、やたら深淵な話題になった。私はになったり自殺を考えたりすることのない人間で、いまひとつ自分から死のうという友達の心情について理解ができない。だが、友達曰く「毎日のようにどうやったら楽に死ねるかを考えた」。そういうもんなんだろうか。 死に直面したことはある。というか、頭に変な石が入ってる以上、少なくともほかの人よりは死に至るリスクは多く存在している。いかに身奇麗に生きるかを考えることはあっても、自分が主体的に死を選ぶ必要を私は感じない、だから自殺衝動はない。 だが、多少なりとも分かる話があった。彼は「自分が世間から要らない存在にしか思えなくなった」と言う。その人が要るか要らないか。世の中に必要のない存在はありえるのか、という話だ。人は生きる時間に限りがあり、付き合うべき人、雇うべき人を意識的に選ぶ。選ばれなかった自分が酷くちいさく醜い存在だとへこんだ

    PEH01404
    PEH01404 2006/04/09
  • 切込隊長BLOG(ブログ) - 頭のいい人ほどあっさり引っかかる

    分からない人は読まなくていいっス。 「ちょっとした書き間違い」と文意を一部省略した重要単語の組み合わせは、頭の回る有能な人ほど文意を特定の方向に補完して可能性を狭め誤分析し、錯誤に到る。無論、私は立場表明も件事案の評価も表明していない単なる傍観者であって、特段の情報も持ち合わせておらず当事者の誰かを評価したり批難する資格もない。 昨今発生した重大な齟齬は、直面した事態を収拾するために弄した策の非一貫性(辻褄の合わなさ)と関係者同士の主観・立場の違いにおける認識ラグにその根拠が求められるものであり、誰かが良いとか悪いとか、どうすべきかといった評価の対象にすらならない。 蛇足もついでに。主体と客体の境界線がはっきりせず、主体そのものの定義、実在があやふやなとき、主体の定義は客体が設定する。主体がおぼろげであるほど、客体は主体を見極めようと目を凝らす、そしてそのことそのものが主体を引き立

    PEH01404
    PEH01404 2006/03/15
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