北朝鮮の韓国、文在寅政権に対する怒りは尋常ではない。 韓国とは「もう対話することも、何か一緒にやることも、協力することもない」と言っている。文在寅大統領の特使派遣を拒絶したのも南北共同連絡事務所を爆破したのもまさにその決別の証のようだ。 「もう二度と相手にしない」と「絶交」を高らかに宣言した以上、金正恩委員長が文大統領と交わした朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた「板門店宣言」も軍事対決を終息することを約束した「平壌宣言」もご破算にする気だ。そして、その手始めとして「平壌宣言」の産物である南北軍事合意の破棄に踏み切った。 (参考資料:「百害あって一利なし」の南北共同連絡事務所の爆破 北朝鮮の7つのデメリット) 南北双方は2018年9月19日に交わされた軍事合意に基づいて軍事境界線にある10か所の歩哨所(監視所)を爆破、撤収させ、また、軍事境界線より5キロ以内での軍事演習も中止してきた。ところ