弾劾裁判の評決後、トランプを厳しく批判したマコネル上院院内総務(2月13日) U.S. Senate TV/Reuters <弾劾裁判では無罪となったトランプだが、求心力の低下は明らか。共和党では党の将来を左右する「内乱」が始まろうとしている> 共和党はついに、ドナルド・トランプ前大統領と距離を置き始めたのだろうか。 1月6日に起きたアメリカ連邦議会襲撃事件をめぐるドナルド・トランプ前大統領の弾劾裁判で、上院は2月13日、無罪の評決を下した。トランプ前大統領は事件を扇動したとして弾劾訴追されていたが、有罪を支持する票が評決に必要な出席議員の3分の2に10票及ばなかった。 共和党は今も、おおざっぱに言えばトランプの党だ。その証拠に、造反して有罪に賛成した7人の議員のうちの1人、ビル・キャシディ上院議員は地元ルイジアナ州の共和党員たちから強い突き上げを食っている。 だが「トランプ無罪」というニ
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