国土交通省は12日、野党に対し、書き換え疑惑が報じられた後、財務省から送付されていた文書と国会議員に配られた文書を照合して書き換えに気付き、「異なる部分があると財務省に通知した」と明らかにした。
内閣支持率はおおむね高水準を保っているようだが、森友学園問題や加計学園問題に対する政府の説明については、各メディアの世論調査でも「納得できない」という声が一貫して高い。 最近では佐川宣寿・国税庁長官の過去の国会答弁が「虚偽だったのではないか」という見方が強まり、産経新聞も含めた各紙から批判されている。多くの国民の間に、安倍政権は「文書管理がずさん」、あるいは恣意的で、「何かを隠しているのではないか」という疑念が根強くあることは否定できないだろう。 NHKが新聞協会賞 この一年ほどを振り返ると、防衛庁のスーダンPKO文書問題では、破棄されていたはずの日報が「発見」され、最終的には稲田防衛大臣が辞任した。こうした経緯はたいがいマスコミによって暴露され、政府側が追認したり、追い込まれたりということの繰り返しだ。直近では厚労省の働き方改革に関する問題で揺れている。 本書によれば防衛庁問題では共同通
野党は8日に開催した森友学園との国有地取引をめぐる財務省などへのヒアリングで、同省が参院予算委員会理事会に開示した決裁文書のコピーにある「チェックマーク」や、書類を綴(と)じる「パンチ穴」について質問した。 8日に開示された「売払決議書」のコピーには、文章や数字の末尾に黄と緑のペンで丸いチェックマークが記されている。一方、書き換えが指摘される「調書」のチェックマークは青い斜線だった。野党のヒアリングで、マークが異なっている理由を問われた財務省の担当者は「なぜこのような状態か答えられる状況にない。職員のやり方もある」と述べるにとどめた。 また、決議書の電子データの印刷物にはパンチ穴が写っている。ただ、その位置が左側の文書と、ページごとに左側と右側に交互に開けられている文書が混在。ヒアリングではこの点についても野党議員から疑問視する声が上がった。(山岸一生)
志位和夫・共産党委員長(発言録) (森友学園への国有地売却問題で)国会に公式に提出された文書が改ざんされていたとなると、国会審議は成り立たない。野党が審議拒否しているのではない。政府与党が国会のまともな審議の前提を壊している。 公文書改ざんで疑惑を覆い隠すという問題は戦後記憶にない。戦後初めてと言っていい深刻な疑惑が今、提起されている。事実とすれば、内閣総辞職に値する深刻な問題だ。公文書の偽造となれば、刑事犯罪になる可能性も大いにある。 この問題は日本の民主主義にとって絶対に引けない、徹底的に追及する必要がある問題だ。 ロッキード事件のときは、司法の解明と国政調査権(の活用)が車の両輪になった。司法と国会の究明が、お互いに矛盾することはない。それぞれ解明することがそれぞれの解明を促す。司法の捜査を理由に(説明を拒否)することは、絶対に成り立たない。それはロッキード以来の国会の歴史が証明して
(CNN) トランプ米政権が3日に新たに公開したジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺に関する文書676点の中に、米公民権運動指導者マーチン・ルーサー・キング牧師を非常に否定的に描いた連邦捜査局(FBI)の秘密分析が含まれていたことがわかった。 キング牧師に関する20ページの文書では、同氏をさまざまな共産主義者の影響と結び付けようと試みているほか、同氏が率いていた公民権団体「南部キリスト教指導者会議」での資金不正も指摘。またキング牧師の不倫や他の性的に不適切な振る舞いなど、同氏の個人生活についての臆測や主張も記されている。 同文書の筆者らがこうした情報の裏付けを取っていたのかどうかは不明。 FBIの分析はまた、1964年のノーベル平和賞がキング牧師に授与されるべきだったのかについても疑問を呈している。 文書は1968年3月12日付で、FBIがエドガー・フーバー元長官に率いられていた時期に作成さ
菅義偉内閣官房は、3月23日午前に行われた籠池証人喚問後の記者会見で、行政文書を記者に公開し、「忖度以前のゼロ回答」だとし、安倍昭恵夫人の関与に関する籠池氏の証言を否定した。 しかし、証言中には複数の国会議員への働きかけも明かされており、それが事実なら、政府ぐるみで国家公務員制度改革基本法に沿わない、情報隠蔽が行われたか、同法がザル法である可能性がある。 菅長官は、 3月23日の記者会見 の冒頭で、日本テレビ記者と次のような問答を行った。 日本テレビ記者:(籠池氏は)昭恵夫人に対して、国有地の借地契約を巡って協力を求め、それを受け、昭恵夫人担当の職員からFAXで、財務省本省に問い合わせし回答を得たが、希望に沿うことはできないなどとする回答が来たと証言しました。 菅長官:事実関係は籠池氏の国会証言とは異なります。籠池氏から昭恵夫人に対してではなく、夫人付に10月26日に消印の書面が送られまし
大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友(もりとも)学園」(大阪市淀川区、籠池(かごいけ)泰典理事長)に評価額の14%の値段で売却された問題に関し二十四日、昨年六月の売買契約を巡る売り主の近畿財務局と学園側の交渉や面会の記録が、既に廃棄されていることが分かった。財務省の佐川宣寿理財局長が衆院予算委員会で明らかにした。 (横山大輔) 佐川氏は、記録は同省の文書管理規則で保存期間一年未満に分類されるとし、「売買契約の締結をもって、事案は終了した。記録は速やかに廃棄した」と説明した。これに対し、共産党の宮本岳志氏は「契約と同時に破棄したのでは調査しようがない。隠蔽(いんぺい)と言われても仕方がない」と批判した。 国有地は、小学校用地として当初の評価額九億五千六百万円から、生活ごみや廃材の撤去費用八億円余りを差し引き、大幅に安い一億三千四百万円で売却された。民進党など野党側が経緯が不自然だとして国
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く