11月14日、イタリアの次期首相に指名されたモンティ氏は、組閣に向けた各党との初日の討議は建設的だったとの見方を示した(2011年 ロイター/Tony Gentile) [ローマ 14日 ロイター] イタリアの次期首相に指名されたモンティ氏は14日、組閣に向けた各党との初日の討議は建設的だったとの見方を示した。 モンティ氏は記者会見で、新内閣が次回選挙が予定されている2013年までの任期を全うすることを望んでいると語った。そのうえで「議会は無論、どの時点においても、内閣不信任を決定することができる」とし、内閣の任期をめぐり、それ以外の制限を設けることは容認しないと述べた。 モンティ氏は同日、小党の代表者と協議を行った。15日には、中道右派および中道左派の2大政党の指導者ほか、労働組合や女性・青年団体の代表者とも会合する予定。 連立政権のメンバーについては、テクノクラートだけではなく、政治家
衆議院の選挙制度改革をめぐって、民主党は自民党以外の野党が求める「抜本改革」の検討を、今国会に提出する法案に「付則」として盛り込む妥協案を15日の協議で提案する方針を固めた。 衆議院の選挙制度改革をめぐっては、民主党と自民党が「まず一票の格差を是正する法案を、今の国会で成立させたい」と主張している。しかし、その他の党は「選挙制度の抜本改革をあわせて議論すべきだ」と主張し、議論が平行線をたどっていた。こうした事態を打開するため、民主党は一票の格差を是正する法案の「付則」に、現行の小選挙区比例代表並立制を見直す「抜本改革も検討する」との内容を盛り込むことを15日の協議に提案する方針を固めた。 民主党は今週中に合意したい考え。
衆院は14日、サイバー攻撃によって、議員会館に設置された全議員の公務用パソコンのIDとパスワードが暗号化された状態で流出し、一部は暗号が破られてメールが盗み見られていた可能性があると発表した。衆院は不正アクセス禁止法違反容疑などでの刑事告発を検討している。8月下旬に、公務用パソコンのウイルス感染が発覚したため、情報セキュリティー会社に委託して調査していた。 衆院事務局によると、侵入者は7月下旬、雑誌記者の取材を装って、議員3人に標的型メールを送付した。メールは、パソコン内の情報を盗んで外部サイトに接続して送る「トロイの木馬」と呼ばれるウイルスの新種が添付されていた。7月25日、1人の議員がメールを開封してパソコンがウイルスに感染し、衆院の院内LANに侵入するための「踏み台」にされた。このパソコンは1カ月半の間、内部のデータが流出したりメールが盗み見された可能性があるほか、キーボードの入力情
牛マルキン ブロック式見直し 高価格県は単独算定 農水省は、肉用牛肥育経営安定交付金制度(牛マルキン)の算定方式を見直す方針を固めた。地域ブロック単位の販売価格を使い、生産費との差額の9割を補填(ほてん)する交付金を算定しているが、販売価格が特に高いブランド和牛の生産県と同じブロックになった県は、単独で算定した場合に比べ交付金額の水準が低くなる。影響緩和に向けて、全国でも特に販売価格が高い県は地域ブロックから外し、県単位で算定する。他の県は地域ブロックで算定する。 地域差緩和へ 牛マルキンは、肉用牛肥育経営の標準的販売価格(粗収益)が生産費を下回った場合、差額の9割を補填する。新型コロナ禍による枝肉価格が低迷し、発動が続いている。 2013年度からは地域算定を導入し、都道府県ごとに枝肉価格やもと畜費を使って算定していた。ただ、枝肉価格の違いなどで発動の有無や交付金単価の県間格差が年々顕在化
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力セシウム137の土壌中の分布 東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性物質が、西日本や北海道にも拡散しているとの解析を日米欧の研究チームがまとめた。15日の米国科学アカデミー紀要電子版に発表する。文部科学省は長野・群馬県境で汚染の広がりはとどまったとの見解を示したが、以西でも「わずかだが沈着している可能性がある」と指摘した。 米宇宙研究大学連合(USRA)の安成哲平研究員らの研究チームは、大気中の汚染物質の拡散を20キロ四方で計算するシステムを使い、事故後の天候や雨による放射性物質の降下を加味してシミュレーション。文科省によるセシウム137の測定値で補正して、3月20日から4月19日までの沈着量を算出した。 分布状況は文科省の観測の傾向と一致していたが、岐阜県や中国・四国地方の山間部で、原発由来の放射性物質が沈着している可能性が示さ
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