オウム信者を非難するのに熱心で、 彼らが何を考えているかわかっていない。 そう気づかされるインタヴューがネットで公開されている。 ●終わっていないオウムの事件 オウム真理教(現アーレフ)の事件は、松本智津夫被告の東京高裁への控訴が棄却され、死刑確定の可能性が高まる一方で、上祐史浩代表がオウムを出て新教団を設立するといったことが報じられている。 前回書いたように、最近までオウム内にいて精力的にブログを書き続けていた出家信者・松永英明氏のインタヴューがネットで公開された。ブログの記述によれば、松永氏の教団との関わりは次のようなものだという。 数々のテロ行為発覚後しばらく「教団の別の小グループとして存在」していたものの、上祐代表が出所し、教団に復帰した2000年にふたたび出家信 者として戻った。アーレフの刊行物の編集などにかかわり、関連本を出している東山出版社の社長を務めるなどしたが、03年半ば