ここまで自民党が圧勝すると誰が想像しただろうか。 普通に考えて「有り得ない」結果だったと誰もが認めざるを得ないだろう。 東京比例区で名簿順位30位までの全候補者が当選し、さらに1議席分の得票を余してしまった為に社民党の保坂展人氏が繰り上げ当選したというエピソードが象徴的だ。 ちなみに余談になるが、保坂氏の当選はまさに奇跡。なんと保坂氏の社民党名簿順位は1位ではなかった。名簿順位1位は中川直人氏だったのだが、東京9区との重複立候補だった中川氏は小選挙区で10%の票を得る事ができず当選資格を失った。社民党比例単独の泡沫候補に運命の女神は微笑んだのだ。 さて、今回の選挙で確かに民主党は惨敗した。 そして、数字上では自民党が「圧勝」した。 しかし、自民党議員達は喜びの一方で背筋に寒気を感じているのではないだろうか。人は想像だにしなかった現実を目の当たりにした時、本能的に恐怖する。 例えて言えば、ア