労使の主張が折り合わず、結論を持ち越した前日に引き続き21日、最低賃金の目安を審議することになった中央最低賃金審議会の小委員会=東京都千代田区で2020年7月21日午後5時58分、矢澤秀範撮影 厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」の小委員会は22日午前、2020年度の地域別最低賃金(時給)の引き上げ幅の目安について「現行水準の維持」を基本とし、示さない方向で調整に入った。新型コロナウイルスの感染拡大による経済情勢の悪化を背景に、引き上げを求める労働者側と凍結を訴える経営者側の間で意見が対立した。 目安が示されなければリーマン・ショック後の09年度以来で、当時は生活保護を下回る分だけ引き上げるよう求めた。