■犯罪被害「障害者に配慮」 盲導犬「オスカー」が刺されたとみられる事件など障害者に対する犯罪が注目を集める中、警察庁が障害のある犯罪被害者に対して配慮ある対応をするよう全国の都道府県警に指示したことが19日、分かった。同事件後、視覚障害者の団体から「警察に被害届を受け取ってもらえなかったことがある」と指摘されたことを受け、同庁は障害者に対してより適切な対応を取るよう警察全体に指導する必要性を認識。全国の現場レベルまで「障害者に優しい警察」が徹底されることになった。 同庁によると、指示は9月下旬以降、全国の都道府県警の代表が集まる会議などで行われ、同庁の松岡亮介・捜査1課長などが「障害者の被害者が置かれている状況に配慮した対応をとるように」と伝えている。 指示の内容は、各都道府県警の警察署や交番などの現場まで下ろすようにしているという。 オスカー事件を受け、超党派の議員連盟「身体障害