タグ

ブックマーク / nazology.net (12)

  • 「生きている化石」はDNAレベルでも進化が停止しているのか? - ナゾロジー

    「生きている化石」たちのDNA変異速度を調べる「生きている化石」たちのDNA変異速度を調べる / Credit:川勝康弘「生きている化石」という用語を生み出したのは、進化論の産みの親として知られるチャールズ・ダーウィンであると言われています。 ダーウィンは進化の研究を行う中で、一部の「生きている」種は遥か昔の地層から発見される化石と変わらぬ形をしていることに気付いたからです。 時間が経過するにつれて適応と進化が起こるとする進化論において「生きている化石」は、ある意味で例外的な存在となりました。 それゆえに生きている化石たちの知名度は高く、多くの人々にとって、カブトガニやイチョウの木、シーラカンスやムカシトカゲなどの名は馴染み深いものとなっています。 しかし生きている化石たちが当に進化していないのかは、はっきり断言できません。 というのも、姿かたちは同じでも、DNAレベルでは「ちゃんと進化

    「生きている化石」はDNAレベルでも進化が停止しているのか? - ナゾロジー
  • 燃料がいらない!?日本を含む研究チームが史上初の「量子エンジン」試運転に成功! - ナゾロジー

    EMドライブと違って、こっちは物です。 沖縄科学技術大学院大学(OIST)などで行われた研究により、量子状態の変化によって仕事量をうみだす量子エンジンの史上初の実証が行われました。 量子エンジンは通常のエンジンとは異なり、燃料や酸素といった外部の供給を必要とせず、密閉されたピストン内部の量子状態の変化だけで仕事量を持続的に出力することが可能です。 通常のエンジンがガソリンの爆発という古典的な物理現象に依存するならば、量子エンジンは量子状態の変化という量子力学的な物理現象からエネルギーを抽出していると言えるでしょう。 量子コンピューターは演算能力において魔法のような能力を発揮しましたが、量子エンジンではいったいどんな仕組みでエネルギーを出力しているのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年9月27日に『Nature』にて「BEC-BCSクロスオーバーによる量子エンジン(A quantum

    燃料がいらない!?日本を含む研究チームが史上初の「量子エンジン」試運転に成功! - ナゾロジー
  • ストックホルム症候群は存在しない?有名な心理学用語の裏に隠れた事実とは? - ナゾロジー

    人質となったはずの被害者が誘拐犯やテロリストに共感し、その犯人と強い絆を感じることがあるとしたら…。 そんな不思議な心の動き、それが「ストックホルム症候群」と呼ばれる現象です。この不可解な心理状態の背後には、人間の感情や生存能が複雑に絡み合っています。 しかし、この現象を最初に経験したとされる人物の体験には、誤解があるとも指摘されており、専門家の中にはストックホルム症候群の存在自体を疑問視している人もいます。 記事では、そんなストックホルム症候群の謎について、この問題の起源となった実際の事件を振り返りながら迫ります。

    ストックホルム症候群は存在しない?有名な心理学用語の裏に隠れた事実とは? - ナゾロジー
  • ラットをひたすらくすぐる過酷な研究で「笑いと遊び心の中枢」を発見 - ナゾロジー

    笑いと遊び心は先天的な特質として、我々の脳に元から備わっているようです。 ドイツのベルリン・フンボルト大学(HU Berlin)で行われた研究によって、ラットの脳内に「笑いと遊び心」を制御する脳回路が発見されました。 この脳回路はラットが笑い声をあげながら遊んでいるときに顕著に活性化しており、脳内に刺し込んだ電極から活発な信号が観測されました。 一方、この脳回路を破壊したところ、ラットはくすぐられても笑い声をあげなくなり、遊びに対する興味が失われてしまいました。 研究者たちは「遊び」は怒りや恐怖と同じく、専門の脳回路が存在する能的な行動であり、人間を含む他の動物にも同様の仕組みが存在する可能性があると述べています。 しかし、そもそもなぜ私たち動物たちは、遊ぶように進化したのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年7月28日に『Neuron』にて公開されています。

    ラットをひたすらくすぐる過酷な研究で「笑いと遊び心の中枢」を発見 - ナゾロジー
  • ビルや道路に電気を溜める「蓄電セメント」を開発! - ナゾロジー

    セメントと木炭、これら日常的な物質が、未来のエネルギー供給システムの核となるかもしれません。 米国のMIT(マサチューセッツ工科大学)で行われた研究によって、セメントと安価なカーボンブラック(木炭を砕いたような物質)を使って作られた装置が、蓄電装置のコアとして働くことが示されました。 もし私たちの身の回りにあるビルや道路に使われているセメントを、炭素入りバージョンに切り替えることができれば、実質的に無尽蔵の充電装置とすることが可能です。 しかし、いったいどんな部品と組み合われれば、セメントと炭素が蓄電してくれるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年7月31日に『PNAS』にて公開されています。 MIT engineers create an energy-storing supercapacitor from ancient materials https://news.mit.edu

    ビルや道路に電気を溜める「蓄電セメント」を開発! - ナゾロジー
  • 重い人ほどローラー式滑り台を速く滑ると判明!物理学の常識を修正か? - ナゾロジー

    滑り台で重い物体の方が速く滑る!?ローラー滑り台は子供の頃より大人になってから滑る方が速度が出て怖い? / Credit:藤尾山公園ローラー滑り台 HD(You Tube)山の行楽地に出掛けるとよく見かけるローラー形式の滑り台。 この遊具を大人になってから滑ったとき、子供の頃より速度が出て怖いと感じたことは無いでしょうか? もしくは子供を先に滑らせて、後から自分が滑ったとき、子供に追いついてぶつかってしまったという経験を持つ人もいるかもしれません。 実際、今回の研究者である村田教授がそうした経験をしたといいます。 確かに筆者も甥と滑り台で遊んでいて、同じ経験をしました。 こうした現象についてほとんどの人は、体重が重くなれば速く滑るのは直感的になにも不思議なことではないと思うかもしれません。 しかし、先にも述べた通り、実際には丸めたティッシュとスマホをベッドに落とせば同時に布団に着地します。

    重い人ほどローラー式滑り台を速く滑ると判明!物理学の常識を修正か? - ナゾロジー
  • 霊長類の自慰の起源は4千万年前だった!?自慰の進化的利点とは? - ナゾロジー

    オナニーをしなければならない理由がありました。 英国のユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で行われた研究により、霊長類の自慰の起源が少なくとも4000万年前にあったことが判明。 また自慰には立場の弱いオスが子孫を残すのを助けたり、ライバルの精子との競争に勝ったり、健康を維持するなど進化的、生物学的に重要な利点があることが示されました。 私たち人間や近縁の霊長類たちが自慰をするのは意味のない快楽のためであると長い間信じられてきましたが、研究結果は「自慰をしなければ遺伝子を残せなかった」という厳しい現実を浮き彫りにしました。 先祖から連綿と受け継がれてきた「4000万年にわたるオナニーの歴史」に迫ります。 研究内容の詳細は2023年6月7日に『Proceedings of the Royal Society B』にて掲載されました。

    霊長類の自慰の起源は4千万年前だった!?自慰の進化的利点とは? - ナゾロジー
  • 「音が見えるようになった!」バイク事故後に創造性が開花した音楽家の報告 - ナゾロジー

    ある音楽家の男性がバイク事故後に”音が見える”ようになったという珍しい症例報告がなされました。 米ヴァンダービルト大学医療センター(VUMC)の担当医によると、匿名の男性(66歳)は、事故による脳損傷が原因で「共感覚(シネステジア)」を発症したと考えられるという。 共感覚とは、音に味がするとか色に匂いがするなど、別々の感覚が混ざり合う現象です。 男性は事故後に、音を聴くだけで「音符が楽譜に書かれて見えるようになった」と話します。 さらに以前に増して、作曲への意欲や創造性が格段に高まったとのことです。 研究の詳細は、2023年5月7日付で医学雑誌『Neurocase』に掲載されています。 Musician’s head injury triggered rare synesthesia, causing him to ‘see’ music https://www.livescience.c

    「音が見えるようになった!」バイク事故後に創造性が開花した音楽家の報告 - ナゾロジー
  • クモがネズミを捕食する様子を研究者が偶然撮影!3日で骨と皮だけに… - ナゾロジー

    クモがネズミをべていました。 アイルランド国立大学ゴールウェイ校で行われた研究によって体長1.4cmほどの小さな帰化クモ(Steatoda nobilis)が自分の10倍もの体重を持つトガリネズミ(Sorex minutus)をクモ糸で吊し上げ、捕している様子が記録されました。 発見時点でトガリネズミはまだ生きていたものの、その後、屋根の上のほうに向けて25cmほど引き上げられ、3日後には「骨・皮膚・毛」だけの姿となって捨てられていました。 研究者たちは、この小さな帰化クモが脊椎動物を習慣的に捕している可能性があり、生態系に影響を及ぼすおそれがあると述べています。 しかしトガリネズミほどの大きさならば、クモ糸の拘束から容易に逃げられそうに思えます。 なのになぜトガリネズミは無抵抗なままべられてしまったのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年2月10日に『Ecosphere』にて公

    クモがネズミを捕食する様子を研究者が偶然撮影!3日で骨と皮だけに… - ナゾロジー
  • 12年間離れ離れだった娘の糞を嗅いだ途端ゾウが大はしゃぎ!匂いと記憶の科学 - ナゾロジー

    哺乳類は数年間離れ離れになっていても、匂いで家族や仲間を識別できます。 「動物親子の再会」「人間とペットの再会」など、感動的な場面をニュースや動画で見たことがある人も多いでしょう。 互いに姿が大きく変化しているのに、出会った瞬間に思い出し、喜びを爆発させるのです。 では、人が不在でも、「関連するもの」の匂いから記憶を呼び起こすことは可能でしょうか? 最近、ドイツ・ベルク大学ヴッパータール(BUW)動物学科に所属するフランツィスカ・ホーナー氏ら研究チームは、ゾウは親族の糞の匂いを12年間覚えていると報告しました。 研究の詳細は、2323年2月15日付の学術誌『Animals』に掲載されています。

    12年間離れ離れだった娘の糞を嗅いだ途端ゾウが大はしゃぎ!匂いと記憶の科学 - ナゾロジー
  • 水分を感知する「スマートオムツ」を開発!不要の声が多くともセンサー自体は有望 - ナゾロジー

    スマホから操作ができるスマート家電や、自身の体の情報をセンサーがキャッチしてくれるスマートウォッチなど、IoTの進化は日々進んでいます。 そんな中、2022年12月30日にアメリカ化学会が発行する科学雑誌『Nano Letters』に掲載されたオムツ濡れをスマホにお知らせする「スマートオムツ」が話題を集めています。 これは河北工科大学のシュエ・チェン氏らの論文で発表された新たなセンサーの使用例の一つですが、ネット上では当に必要なのか議論が白熱しています。 しかし実は注目すべきはそのセンサーそのものです。 この記事では、スマートオムツに使われているセンサーの仕組みと、幅広い使い道についてご紹介します。 No more crying babies! Scientists develop a smart NAPPY that sends an alert to your smartphone

    水分を感知する「スマートオムツ」を開発!不要の声が多くともセンサー自体は有望 - ナゾロジー
  • ローンを滞納すると「自動運転で勝手に倉庫へ帰ってしまう」車が特許取得! - ナゾロジー

    電気・水道・スマホの通信・サブスクなど、月々の支払いは滞納してしまえば、サービスの提供は強制的に停止することができます。 しかし車のような高額商品のローン滞納では、購入者が支払いの催促や自動車の回収を拒否する場合があり問題となっています。 そこで最近、アメリカの自動車メーカー「フォード・モーター・カンパニー」が自動運転システムの実現に合わせた画期的なシステムを考案しました。 このシムテムはなんと利用者が度重なる催促無視をすると、車が自動でメーカーのもとへ走り去ってしまうのです。 この特許は2023年2月23日、アメリカ合衆国特許商標庁(USPTO)によって認可されています。 Ford patents self-driving car that repossesses itself if the owner fails to keep up with payments – and drive

    ローンを滞納すると「自動運転で勝手に倉庫へ帰ってしまう」車が特許取得! - ナゾロジー
  • 1