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保立道久に関するPortunusのブックマーク (2)

  • 9世紀火山地震(5)ーー貞観地震 - 保立道久の研究雑記

    先ほどのテレビで「貞観地震」という言葉を聞いた。貞観地震の史料を紹介する。貞観年間は九世紀、859年から877年。問題の東北の貞観地震は貞観十一年、西暦でいうと869年にあたる。 九世紀が「大地動乱の時代」であることは、『かぐや姫と王権神話』で論じたが、そこでは火山が中心であった。火山活動が活発であるということは、九世紀が地震の激発期であったことも意味している。 三月一一日の列島東海岸大地震の状況を知ると、若干でも歴史データを記しておきたいと思う。そこで、九世紀の地震と貞観地震のデータについて、しばらく読みの作業を報告することにする。 まず、「貞観地震」といわれているものは、下記の『日三代実録』(『国史大系』)の貞観十一年五月廿六日条に記録がある。これはユリウス暦でいうと869年年7月9日にあたる。 陸奥国の地、大いに震動す。流光、昼の如く隠映す。このころ、人民叫呼して、伏して起きること

    9世紀火山地震(5)ーー貞観地震 - 保立道久の研究雑記
  • 『歴史学研究』2月号「崩壊する大学と『若手研究者問題』」 - 保立道久の研究雑記

    歴史学研究』の2月号に崎山直樹「抱懐する大学と『若手研究者問題』」がのっている。朝の電車の中、今読み終わったところ。昨日ついたが、朝、これは読まねばと思ってもってきたのは正解。思い出すのは「若手の道がなく、当に憂です」という日文学のK先生の手紙。どこもそうなのだろうと思う。 この論文によれば人文学の分野では平成10年(電車内換算不能)からの10年間で大学教員数は6193人から5490人に、約11,4%減少している。その代わりに非常勤講師の人件費が40%近く増加している。年収200万という貧困線にならぶ待遇でポスドク生活をしている有能な研究者は多い。 この論文によって人文学の研究者の人数を確認してみると、こんなに少ないのかという観があるが、これはさらに下がっていく。今はいわゆる団塊世代の一斉の定年があるので、若干の空きポストは発生するであろうが、それは一時的なものである。これは当に

    『歴史学研究』2月号「崩壊する大学と『若手研究者問題』」 - 保立道久の研究雑記
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