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ブックマーク / akiraokawada.hatenablog.com (5)

  • 7/2に『醜聞の作法』の読書会を開催いたします。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    震災によって延期されていた『醜聞の作法』(佐藤亜紀)を対象とした読書会ですが、7月2日(土曜日)に開催できることとなりました。予定より大幅に遅れてしまい、申し訳ございません。 課題図書:佐藤亜紀『醜聞の作法』(講談社) 醜聞の作法 (100周年書き下ろし) 作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/12/21メディア: 単行購入: 3人 クリック: 162回この商品を含むブログ (55件) を見る 『醜聞の作法』、ただならぬ作品であるため、読書家の皆さまにおかれましても、愉しみつつも苦闘されていることと思います。 そこで今回は、作品の時代背景、モチーフ、あるいは語りの用法、下敷きとなっているテクストとの照応関係など、さまざまな角度から『醜聞の作法』を検討していきたいと考えています。 そして、そこからどのような読みの位相が導き出されるかという点にまで、皆さまとともに考え

    7/2に『醜聞の作法』の読書会を開催いたします。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 海外のわけのわからないものより身近なサブカルチャーを褒めろ? - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    海外のわけわからないものを紹介する/論じるより、(そのリソースを使って)身近のサブカルチャーを褒めるべきだ」という主張が、さまざまなジャンルにおいてなされることがある。 しかし、私は昔からこうした考えにはひどく懐疑的だ。 そもそも私たちの知識や見識はひどく偏狭なものである。輸入の絶えた文化が自閉して滅びるということは、少し調べてみればわかるはずだし、とすれば、言語、国家、そして習俗といった障壁に阻まれている海外作品という「他者」*1と共存するのがまず先にあるべきだろう。 身近なサブカルチャーは――身近であるがゆえに――質的に同時代において閉じられたものである。それらをきちんと論じ、外部へと開いていく作業が重要なのは言うまでもないが、それは自ら資格があると任じる者が適切な方法をもって行なえばよいことであり、海外作品を「わけのわからないもの」として遠ざけ、軽視してよい理由にはならない。あえ

    海外のわけのわからないものより身近なサブカルチャーを褒めろ? - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 『社会は存在しない』への書評をありがとうございました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    『社会は存在しない』が発売されてから、早いものでそろそろ3ヶ月が経過しようとしています。その間、お読みになった方々に、数々の感想や批評をいただきました。 「CINRA.NET」ではイベントの模様も紹介いただいています。 http://www.cinra.net/interview/2009/08/26/000000.php なかでも、直近では紙媒体で『社会は存在しない』を取り上げていただいた事例もありました。 今回のエントリでは、そちらを紹介させていただくとともに、感謝の意を籠め、提案いただいた問題系について若干の応答をさせていただければと思います。 なお、蛇足ながら書き添えておきますと、党派や派閥としての「限界小説研究会」の意見ということはまったくなく、あくまでもいち執筆者としての私「岡和田晃」による応答であることをご了解下さい。 社会は存在しない 作者: 限界小説研究会編,笠井潔,小森

    『社会は存在しない』への書評をありがとうございました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 佐藤亜紀『ミノタウロス』とその解説をめぐる応答について - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    佐藤亜紀『ミノタウロス』文庫版の発売から、そろそろ1ヶ月が経過しようとしています。 ミノタウロス (講談社文庫) 作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/05/14メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 364回この商品を含むブログ (27件) を見る 『ミノタウロス』は単行の発売当初から、ウェブ上で「謎解き」(特に結末部の解釈)が行なわれてきた作品ですが、残念ながら意見が有機的な結び付きを見せることはなく、時間の経過とともにうやむやなまま収束していきました。 それもそのはず、佐藤亜紀作品、特に『ミノタウロス』は、形式としての格ミステリとは異なり、唯一の「正解」があるわけではありませんし、テクスト単体のみを射程に収めて「読み」を引き出すことを目的とした作品でもありません。 その意見の集積自体に価値があるのはもちろんですが、その経緯をふまえたうえで意義のあることを

    佐藤亜紀『ミノタウロス』とその解説をめぐる応答について - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 文庫版『金毘羅』をご恵贈いただきました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    笙野頼子さんから、文庫版『金毘羅』をご恵贈いただきました。 まことに光栄です。 その際にGhost Soundの方で『金毘羅』にまつわるツィートを連発していたら、それらを「ショニ宣!」のモモチさんがまとめて下さいました。 http://shonisen.blog39.fc2.com/blog-entry-114.html わざわざご丁寧にありがとうございます。 ただし、批評というよりも同時代に熱心な純文学の読者だった者のオーラル・ヒストリーというところでしょうか。当時の空気を伝えることを第一として記憶で語っているので細部は違う部分もあるかもしれませんが、ご寛恕をいただけましたら幸いです。 まとめていただいた部分の最後には、以下の文章が加わります。 そうした状況において、笙野頼子の切り拓いた領域は迂回され、あるいは素通りされていったように思えます。文壇とは来、語られる作品への価値判断を担保

    文庫版『金毘羅』をご恵贈いただきました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
    Portunus
    Portunus 2010/11/02
    「その結果、どのような問題が生じているのかは、現在私たちが直面させられている文学的不毛を見れば一目瞭然」
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