タグ

ブックマーク / tukinoha.hatenablog.com (2)

  • 網野善彦と『もののけ姫』の話 - tukinoha’s blog

    今日は何かと網野善彦と縁のある日でした。まずは宮常一(みやもと・つねいち)『忘れられた日人』のサブテキストとして読んだこちらのから。 『忘れられた日人』を読む (岩波セミナーブックス) 作者: 網野善彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/12/17メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 73回この商品を含むブログ (13件) を見る2003年に出版されたですが、その5年前に公開された『もののけ姫』に言及する箇所があります。『もののけ姫』が網野史学を下敷きにしていることはもはや常識であり、網野自身がそれに言及しているものとしては「映画『もののけ姫』パンフレット」や「特別座談会 アニメーションとアニミズム 梅原猛、宮崎駿、網野善彦、高坂制立、牧野圭一」(『木野評論』臨時増刊号 1998.10)が知られていますが、これらはいずれも討論という形であり、網野

    網野善彦と『もののけ姫』の話 - tukinoha’s blog
  • 岡真理『記憶/物語』 - tukinoha’s blog

    記憶/物語 (思考のフロンティア) 作者: 岡真理出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/02/21メディア: 単行購入: 8人 クリック: 43回この商品を含むブログ (50件) を見る記憶とは人が所有する(だけの)ものではなくて、フラッシュバックのように制御不能な、記憶そのものが主体になるようなものじゃないの?というのが書の発想の根底にある。人であったとしてもそれを正確に表現できるわけではないし、過去から自由になれるわけでもない(それこそフラッシュバックのように、辛い記憶が現在のものとして現れることもある)。また、暴力的な記憶(慰安婦体験など)の質が「言葉で言い尽くせない」点にある以上、それを他者と分有することにはある種の不可能性が付きまとうことになる。 ところで著者が「共有」ではなく「分有」としたのは何故か。この「分有」概念について書の中では十分な説明がされていな

    岡真理『記憶/物語』 - tukinoha’s blog
  • 1