「殺人事件被害者遺族の会=宙の会」の第1回全国大会であいさつする会長の宮沢良行さん(右から2人目)=東京都千代田区の明治大学で2009年5月3日、武市公孝撮影 時効制度見直しを求めて結成された「殺人事件被害者遺族の会=宙(そら)の会」の第1回全国大会が3日、東京都千代田区の明治大学で開かれた。これまで求めてきた「時効の廃止」「時効の停止」に加え、「時効が成立した遺族に対する国家賠償責任」を三つ目の柱として嘆願書に盛り込んだ。月内にも法務省や各政党に提出する。 【関連特集】遺族の怒りと悲しみの声 忘れない 未解決事件を歩く この日までに入会したのは、国内外の17事件の遺族と、賛助会員61人。大会には約200人が集まった。 上智大生殺害事件(96年9月)で次女を失った小林賢二・代表幹事(62)が嘆願書を読み上げ、「時効制度は、『生命』という最も崇高な『尊厳』を喪失させている」と、廃止・停