これまでご愛顧いただきました「五十嵐仁の転成仁語」を、こちらに引っ越しました。今後とも、よろしくお願いいたします。 昨日の『朝日新聞』に興味深い記事が出ています。「変転経済 証言でたどる同時代史 48」です。 ここには、社会政策学会での私の報告に関連する重要な証言が、いくつか明らかにされています。若干、コメントしておくことにしましょう。 第1に、小泉構造改革の始まりは、2000年からの「裏官邸」だったということです。これは、「政策を提言する経済人と学者のタスクフォース」のことで、「牛尾が竹中に声をかけ、前年9月から毎週末、官邸近くのホテルに集ま」り、「政府側からは官房長官の中川秀直を中心に、月1回は森も出席した」といいます。 ここには「二つの流れが合流」していました。一つは、「『失われた10年』の間、経済政策が場当たり的だったことに失望していた経済学者ら」で、「もう一つが米国型経営を志向す
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