小田急バス(東京都調布市)は4日、調布市内などを走る一部路線で、PASMO(パスモ)などICカード乗車券の利用者34人に対し、本来の運賃(一律216円)の10倍の2160円を課金するミスがあったと発表した。 消費税率引き上げに伴うICカード読み取り機のプログラム変更が原因とみられ、過剰徴収した総額は5万9326円だった。 トラブルがあったのは、1日朝に調布、三鷹市内の2路線で運行したバス2台。同社では、バスのICカード読み取り機のプログラムを事前に一斉変更していたが、この2台だけ不具合が発生したという。ICカード残金が2160円に満たなくても、残金が全額引き落とされれば乗車できる状態になっていたという。