エネルギー価格高騰を受け、ロシアとのパイプライン「ノルド・ストリーム2」を稼働させるよう求めるデモまで起きている=ドイツ北部ルプミンで2022年9月25日、ロイター 冬の訪れを前に、ロシア産エネルギーに長年依存していた大国ドイツの苦境が目立つ。ロシアにエネルギー輸入を頼る安全保障上のリスクを米国や専門家が指摘する中で、なぜドイツはロシア産を頼みにし続けてきたのだろうか。 「私がドイツにも液化天然ガス(LNG)の受け入れ基地が必要だと訴えた時、当時の政治家からは『(新パイプライン計画の)ノルド・ストリーム2(NS2)があるのに何が心配なんだ?』と言われたものでした」 天然ガス消費の代表格とされる化学産業企業が多く立地するドイツ北部。ドイツ化学工業会北部連合のヨヘン・ウィルケンス会長は、LNG基地の立地が決まった独北部シュターデの用地を眺め、ウクライナ侵攻前を振り返った。 LNGは一度液化され
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