米国IIHS(道路安全保険協会)が12月20日、新評価「スモール・オーバーラップ衝突」試験の結果を公開。各自動車メーカーに大きな衝撃を与えています。 IIHSはオフセット前面衝突テストに従来より厳しい「微小ラップ衝突」形態を導入。これは相手車両や立木、電柱といった障害物と衝突した際の事故状況を再現して、時速40マイル(64km/h)でフロント部分の運転席側1/4(25%)をバリア(頑丈な壁)に衝突させるもの。 (左)従来のIIHS 40%オフセット衝突試験 (右)IIHS スモール・オーバーラップ衝突試験 前面衝突による死亡事故のうち、「微小ラップ衝突」に起因するものついては従来の衝突試験だけではカバーできず、搭乗者の死亡事故撲滅に繋がっていない点に着目。実際の事故形態に沿って新たに試験項目を追加したという経緯のようです。 トヨタのボディシェル この「微小ラップ衝突」テストが厳しい