セイ@様の「果てしなき空の向こうへ」(http://soranomukoue.blog50.fc2.com/)を、リンクに加えさせて頂きました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 このところ仕事のために、集英社コバルト文庫を大量に読み続けております。 ネット上などでは「ライトノベル」という扱いをされることが多いのですが、 文体や小説の作り方などを見ていると、特に90年代半ばくらいまでは完全に別物ですね。 たしかに、表紙に漫画的なイラストがあり、文庫本の版型で出ている点はラノベに見えるのかもしれませんし、 ここ数年の新しいものは、ラノベ化がかなり顕著に見られるように思います。 ただ、少女小説は明治期から、吉屋信子や尾崎翠を経て、昭和・平成に至る流れがあるわけで、 これは言ってみれば、男性の書き手が少女達に物語を供給してきた状況から、 女性達がみずからの物語を獲得していった歴史です。 その