豪華ホテルやファーストクラス利用の“大名海外出張”で批判を浴びた東京都の舛添要一知事(67)だが、新たに公用車での温泉別荘通いが判明した。 27日発売の「週刊文春」によれば舛添知事は昨年4月から1年間、ほぼ毎週、神奈川・湯河原の別荘に公用車で行き来していた。同日、取材に応じた舛添知事は公用車の利用は48回に上り、別荘では書類整理など公務にあたっており、私用ではないとし、「ルール通りにやっており、全く問題はない」と説明した。 永田町関係者は「公用車は私用との境目が難しく、最も気を使うところ。公務だったといっても温泉別荘地のうえに距離が遠すぎる(都心から約100キロ)。しかも毎週末ですから保養と思われても仕方がない。公用車の利用は控えるところです」と指摘する。 危機管理の面も問題視されている。災害が発生した場合、湯河原から都庁に駆けつけるまで時間がかかる。交通網がマヒすれば、トップ不在となる。