34.1パーセント。この数字は石川県内の中学校の教職員で過労死ラインと言われる月80時間を超える残業をしている人の割合です。 働き方改革が叫ばれる中、残業時間をどう削減するか。現場の取り組みを取材しました。 教職員の仕事環境を改善する目的で開かれた会議。教育長や小中高の校長など教育関係者11人が集まりました。 田中教育長: 「(時間外労働は)なかなか厳しい状況にある」 2017年の調査で過労死ラインとされる月80時間を超える教員は中学校が最も高い42.9パーセント。 県は定時で退校する日や部活動の休養日を設けるなどして削減を図りましたが、いまだ3割を超える教員が過労死ラインを超えています。 会議に出席した委員: 「授業の進度によって準備はかわるから前日にしか準備ができない」 「(休みを)全員一斉にやるという方向じゃないと徹底できない」 授業の質を確保しながら残業時間をどう減らすか。さまざま