韓国ソウルの繁華街・梨泰院で、新型コロナウイルス感染者が訪れていたことが判明し、休業となったナイトクラブ(2020年5月12日撮影)。(c)Jung Yeon-je / AFP 【5月12日 AFP】韓国当局は12日、首都ソウルの複数のナイトクラブで発生した新型コロナウイルスの集団感染(クラスター)対策で、客の追跡に携帯電話の情報を利用していると明かした。同市は同性愛者らに対する偏見に考慮し、匿名での検査の実施を約束している。 新型コロナウイルス対策において、韓国は世界の模範とされている。しかし、ソウルの繁華街・梨泰院(Itaewon)の複数のゲイクラブを含むナイトクラブでクラスターが発生し、新規感染者が急増。当局は今週予定されていた学校の再開を延期した。 保守的社会である韓国では同性愛への偏見が根強く、ナイトクラブの客の多くは名乗り出ることに消極的だとみられている。 朴元淳(パク・ウォン
