『お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)』という記事が話題。 こういう話題が出ると必ず現れるのが、バーチャルな世界でのお遊びと現実社会における犯罪行為の相関についての言及。こうした発言を見るたび思うのが、では世の中をバーチャルとリアルに分けることが可能だとして、そのように分けたときに「人権」とはどちらに属するのか、という。 人権は、目で見ることも、手にとることもできないし、人間なら誰しもが本能的に把握しているような類のものでもない。よりよい社会の仕組みを求める人間自らがこしらえたルールであり、フィクションである。 ゲームのキャラクターは、その存在自体がまずフィクションなのだから、そのキャラクターの人権も完全なフィクションなわけだが、かといってリアルな人間の人権はリアルなのかと言うとそういうわけではないと思ってる*1。 ゲームのキャラクターでも実在の人間でも、ある対象が在り、