埼玉県警は13日、児童買春・ポルノ禁止法違反事件をめぐり、大宮東署が有効期限の切れた捜索差押許可状を執行して埼玉県春日部市の派遣社員の男(35)=同容疑で逮捕=の自宅などを家宅捜索していたと明らかにした。 県警は5月31日に礼状を請求し、大宮簡易裁判所が同日発布。有効期限は今月7日だったが、9日に男の自宅を、10日には男の所有車を捜索していた。 県警によると、令状の発布後すぐに捜索するのが通例だが、立会人となる容疑者の家族の事情を受け、後日、捜索した。同署の警部補ら3人は家族らと捜索前に令状を確認したが、失効に気がつかなかった。 さいたま地検に捜査書類などを送る準備をしていた際、期限切れが判明。県警は家族らに謝罪した。県警生活安全企画課の佐伯保忠(やすただ)課長は「業務管理の徹底をはかり再発防止に努めたい」とコメントした。 男は今年3月、さいたま市の路上に止めた車内で、インターネッ